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貴金属市況:29日のNY市場において、貴金属は全て下落

                               
2021.09.30  貴金属市況

金:1726.108ドル(-7.57)<-0.44%>
銀:21.513ドル(-0.92)<-4.1%>
プラチナ:950.727ドル(-16.31)<-1.69%>
パラジウム:1857.36ドル(-19.1)<-1.02%>

 

米国時間29日のNY市場において、貴金属は全て下落しました。米長期国債の金利の高止まりや対ユーロでの米ドル買いが進んだことが圧迫要因となりました。金価格は6か月ぶりの安値となっています。
貴金属、特に金・銀は下落基調が強くなっています。銀は22ドル割れが始まってからは投げ売り的な様相を呈しています。しばらくは下げていくことが予想されます。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムも大きく値を落としていますので、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。