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貴金属市況:30日のNY市場において、貴金属は全て反発

                               
2021.10.01  貴金属市況

金:1757.44ドル(+31.33)<+1.82%>
銀:22.2ドル(+0.69)<+3.2%>
プラチナ:963.032ドル(+12.3)<+1.29%>
パラジウム:1911.69ドル(+54.33)<+2.93%>

 

米国時間30日のNY市場において、貴金属相場は全て反発しました。金相場は一時前日比2.2%の上昇となりました。
アメリカの新規失業者保険の申請件数が増加し、米ドル安となった結果金価格は上昇しました。しかし、この四半期を通してでは、FRBのテーパリングが近いうちに始まるとの見方より、金価格は下落という結果になりました。
昨日金相場が急伸しましたが、1770ドル・1785ドルとレジスタンスラインがあります。今はアメリカの金利が上昇しやすいため金価格の上値は抑えられ気味で、これらのレジスタンスラインを超えない限りは上昇基調になりにくいと思われます。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムも大きく値を落としていますので、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。