貴金属市況:4日のNY市場において、金・銀は上昇
2021.10.05 貴金属市況
金:1769.505ドル(+9.14)<+0.52%>
銀:22.659ドル(+0.14)<+0.62%>
プラチナ:967.084ドル(-4.92)<-0.51%>
パラジウム:1904.98ドル(-14)<-0.73%>
米国時間4日のNY市場において、金・銀は上昇しました。金価格は1週間超ぶりの高値を付けました。米ドル安となったことと株式市場でリスクオフとなったことを受けて、安全資産としての金は買われました。米国株は米国債利回りの上昇を受けてハイテク株が売られ、主要株価指数は大幅安となりました。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムは大きく値を落としていますので、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。