貴金属市況:5日のNY市場において、金は下落
2021.10.06 貴金属市況
金:1759.963ドル(-9.54)<-0.54%>
銀:22.66ドル(±0)<±0%>
プラチナ:961.862ドル(-5.22)<-0.54%>
パラジウム:1913.585ドル(+8.61)<+0.45%>
米国時間5日のNY市場において、金は下落しました。ドル高やアメリカ国債利回りの上昇の影響により、安全資産である金は売られました。今後の短期的な動きは今週末の雇用統計次第だと思われます。特に非農業部門就業者数が強い内容となった場合は、継続的に雇用が改善されたとして、FRBのテーパリングが年末よりも早いタイミングで開始される可能性があります。その場合貴金属価格は圧迫されることとなりますが、現在は原油高によるインフレ懸念もありますので、中期的な金相場は、市場がどちらを重要視するかにかかっています。
パラジウムは大きく値を落としていますので、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。