貴金属市況:12日のNY市場において、金は全て上昇、パラジウムは下落
2021.10.13 貴金属市況
金:1759.93ドル(+6.07)<+0.35%>
銀:22.534ドル(-0.02)<-0.1%>
プラチナ:1007.286ドル(-1.09)<-0.11%>
パラジウム:2045.34ドル(-66.84)<-3.16%>
米国時間12日のNY市場において、金は上昇、パラジウムは下落しました。世界的なエネルギー価格高騰がインフレ懸念を強めリスクオフ相場となったため、安全資産である金が買われました。しかしドル高が同時に進行していますので、上値は抑えられました。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムも大きく値を落としていますので、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。