貴金属市況:13日のNY市場において、貴金属は全て上昇
2021.10.14 貴金属市況
金:1792.647ドル(+32.72)<+1.86%>
銀:23.065ドル(+0.53)<+2.36%>
プラチナ:1019.225ドル(+11.94)<+1.19%>
パラジウム:2107.835ドル(+62.5)<+3.06%>
米国時間13日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。金価格は米ドル安と米国債利回りの低下を背景に約1か月ぶりの高値を付けました。
金価格の急進は、主にドル安とインフレの強まりが世界経済に打撃を与えるとの懸念に支援されているようです。ただ、まだ金のETFに買いがあまり入っていないこともあり、上値は限定的と考えられます。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)と利上げの動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムも大きく値を落としていますので、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。