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貴金属市況:19日のNY市場において、貴金属は全て反発

                               
2021.10.20  貴金属市況

金:1768.88ドル(+4.28)<+0.24%>
銀:23.65ドル(+0.48)<+2.09%>
プラチナ:1039.415ドル(+3.91)<+0.38%>
パラジウム:2098.945ドル(+83.85)<+4.16%>

 

米国時間19日のNY市場において、貴金属価格は全て反発しました。金相場は、ドル安による割安感によって一時前日比1.2%上昇しましたが、その後のアメリカの主要企業の決算が好調だったこととアメリカ国債利回りが上昇したことで上げ幅が縮小しました。
金価格は結果的に1785ドルの節目を打たれた形となります。下には1760ドルのサポートラインがありますので、このどちらかに抜けた方に大きく動く形になると思われます。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)と利上げの動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムも大きく値を落としていますので、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。