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貴金属市況:11日のNY市場において、貴金属は全て上昇

                               
2021.11.12  貴金属市況

金:1861.96ドル(+12.39)<+0.67%>
銀:25.219ドル(+0.59)<+2.42%>
プラチナ:1085.525ドル(+18.37)<+1.72%>
パラジウム:2057.627ドル(+36.76)<+1.82%>

 

米国時間11日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。引き続き金価格は7月から8月にかけて明確に突破できなかった1835ドルの節目を超える高値で取り引きされています。
米ドル高であるにもかかわらず、金価格がこれだけ上げているのは売り注文の買い戻しだけではなく、米物価指数の上昇が投資家にインフレを意識させていることが非常に大きいと考えます。10月の米物価指数が31年ぶりの高い伸びを示したことの意味は甚大で、金と米ドルの逆相関関係を覆すことになりました。今後、ETFに買い注文か入ってくるようですと一段と上げ幅を伸ばすことが予想されます。
ただ、今後は昨年3月のような株式の暴落による現金化の売りの可能性が懸念されます。株式市場があまりにも楽観的すぎるのが気になります。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀が値を戻してきましたし、パラジウムも落ち着いてきましたので、そろそろ良いタイミングかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。