貴金属市況:12日のNY市場において、金・銀・パラジウムは上昇
2021.11.15 貴金属市況
金:1864.044ドル(+2.52)<+0.14%>
銀:25.285ドル(+0.06)<+0.22%>
プラチナ:1082.502ドル(-3.3)<-0.3%>
パラジウム:2108.874ドル(+50.16)<+2.44%>
米国時間12日のNY市場において、金・銀・パラジウムは上昇しました。特に金相場は新たな局面に入ったと思われます。10月のアメリカ消費者物価指数(CPI)の発表後、インフレヘッジ投資としての魅力が増してきました。インフレヘッジとしての投資対象として金は割安感があったこともその急騰理由の一つとして挙げられます。主要中央銀行がしばらくの間は政策金利を維持する姿勢を見せていることも相場の支えとなっています。
今後、ETFに買い注文か入ってくるようですと一段と上げ幅を伸ばすことが予想されます。
銀相場も節目の25ドルを超え、力強い動きになってきました。
ただ、今後は昨年3月のような株式の暴落による現金化の売りの可能性が懸念されます。株式市場があまりにも楽観的すぎるのが気になります。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀が値を戻してきまし、パラジウムも落ち着いてきましたので、そろそろ良いタイミングかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。