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貴金属市況:16日のNY市場において、金・銀は下落、パラジウムは上昇

                               
2021.11.17  貴金属市況

金:1849.91ドル(-12.55)<-0.67%>
銀:24.801ドル(-0.24)<-0.95%>
プラチナ:1061.257ドル(-25.64)<-2.36%>
パラジウム:2158.61ドル(+4.61)<+0.21%>

 

米国時間16日のNY市場において、金・銀は下落、パラジウムは上昇しました。金・銀は引き続き投機筋の利益確定売りが入り、反落しました。好調な米小売り売上高を受けて米ドルが上昇したため、金価格は一時1876.9ドルを付けましたが、短期の売買をする投機筋は上値が重くなってきていると売りを入れてきますので、それによる反落と思われます。
短期間で上げ過ぎましたので、しばらく下げる可能性が出てきましたが、FRBが利上げに慎重な姿勢を崩さない限りは、金を中心とする貴金属は引き続き買われる可能性が大きいと考えます。銀相場も節目の25ドルを割りましたが、再度更新してくると予想します。
ただ、今後は昨年3月のような株式の暴落による現金化の売りの可能性が懸念されます。株式市場があまりにも楽観的すぎるのが気になります。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀が値を戻してきまし、パラジウムも落ち着いてきましたので、そろそろ良いタイミングかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。