貴金属市況:22日のNY市場において、貴金属は全て下落
2021.11.23 貴金属市況
金:1805.04ドル(-39.56)<-2.14%>
銀:24.166ドル(-0.42)<-1.72%>
プラチナ:1011.505ドル(-19.74)<-1.91%>
パラジウム:1953.992ドル(-107.71)<-5.22%>
米国時間22日のNY市場において、貴金属は全て下落しました。金相場は米ドル高と米長期金利の上昇により抑えられ、3日連続で下げました。バイデン大統領がこの日に来年2月で任期切れとなるパウエル議長の続投を表明したことが、ブレイナード理事の議長就任後のハト派的対応への期待を裏切り、米ドル高と米長期金利の上昇を引き起こしたと思われます。
金の直近の上昇トレンドは崩れてきました。重要ポイントの1825ドルも割り込んで終値を付けましたので、今後は1790ドル付近のサポートラインを下回ってくると一段の下げになってくる可能性があります。
今後は昨年3月のような株式の暴落による現金化の売りの可能性が懸念されます。株式市場があまりにも楽観的すぎるのが気になります。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀が値を戻してきましたし、パラジウムも落ち着いてきましたので、そろそろ良いタイミングかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。