貴金属市況:30日のNY市場において、貴金属は全て下落
2021.12.01 貴金属市況
金:1773.785ドル(-11.23)<-0.63%>
銀:22.798ドル(-0.09)<-0.4%>
プラチナ:934.304ドル(-28.9)<-3%>
パラジウム:1738.098ドル(-56.26)<-3.14%>
米国時間30日のNY市場は、貴金属は全て下落しました。パウエルFRB議長が午前に行われた上院銀行委員会で、最近のインフレ高進が新型コロナウイルス危機に関連した「一時的な要因」によるものというFRBの見解について「撤回する良い時期だ」と発言したことを受けて、アメリカでのテーパリングと利上げの前倒し観測が広がりました。
これを受けて、株価が急落し、貴金属市場にも資金が流入しにくくなるとの予測により貴金属価格が下落したと考えられます。
今後は、新たなオミクロン株の情報により、昨年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。