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貴金属市況:10日のNY市場において、金・銀は上昇、パラジウムは下落

                               
2021.12.13  貴金属市況

金:1782.51ドル(+8.05)<+0.45%>
銀:22.163ドル(+0.23)<+1.07%>
プラチナ:942.15ドル(+7.59)<+0.81%>
パラジウム:1761.187ドル(-51.17)<-2.82%>

 

米国時間10日のNY市場は、金・銀は上昇、パラジウムは下落しました。金価格はアメリカの消費者物価指数(CPI)の上昇により上げてきました。11月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.8%の上昇となり、1982年6月以来の高水準となりました。当時の計算方法で計算し直すと約15%となるようです。金価格がそれほど上げてこなかったことは、やはり今後のテーパリング(金融緩和縮小)や利上げ時期の繰り上げ予測が抑制したと考えられます。
金はまだ重要なレジスタンスラインの1790~1795ドルのゾーンを明確に超えられないでいます。また、新たな新型コロナウイルスの情報などにより、昨年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。