貴金属市況:13日のNY市場において、金・銀は上昇、パラジウムは下落
2021.12.14 貴金属市況
金:1786.943ドル(+4.43)<+0.25%>
銀:22.31ドル(+0.15)<+0.67%>
プラチナ:929.597ドル(-12.55)<-1.33%>
パラジウム:1681.547ドル(-79.64)<-4.52%>
米国時間13日のNY市場は、金・銀は上昇、パラジウムは下落しました。金は小幅高となりました。14・15日開催のFOMCを控え、ポジション解消の動きが強くなったと考えられます。
今後、FRBは新型コロナウイルスのパンデミックへの経済支援を縮小していく方向性であると思われます。今はFOMCでどのような政策が示されるか見守るタイミングと考えます。
金はまだ重要なレジスタンスラインの1790~1795ドルのゾーンを明確に超えられないでいます。また、新たな新型コロナウイルスの情報などにより、昨年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。