貴金属市況:17日のNY市場において、金・銀は下落、パラジウムは上昇
2021.12.20 貴金属市況
金:1797.682ドル(-1.35)<-0.07%>
銀:22.347ドル(-0.11)<-0.5%>
プラチナ:930.016ドル(-6.28)<-0.67%>
パラジウム:1781.594ドル(+51.82)<+3%>
米国時間17日のNY市場は、金・銀は下落、パラジウムは上昇しました。週末の金相場は1800ドルを割り込んで終わりました。銀も節目の22.6ドル付近のレジスタンスを超えられないでいます。やはりアメリカの利上げが織り込み済みとなるまでは上値は限定的なものになる可能性が大きいと思われます。
金は重要なレジスタンスラインの1790~1795ドルのゾーンを超えてきましたが、1790ドルを割って下げてくるようですと、テクニカル的には日足で三尊(ヘッドアンドショルダー)の形を作り、下落に向かう可能性も出てきました。
また、新たな新型コロナウイルスの情報などにより、昨年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。