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貴金属市況:5日のNY市場において、金・銀・パラジウムは下落

                               
2022.01.06  貴金属市況

金:1809.534ドル(-5.03)<-0.28%>
銀:22.773ドル(-0.26)<-1.11%>
プラチナ:982.545ドル(+10.9)<+1.12%>
パラジウム:1864.509ドル(-5.78)<-0.31%>

 

米国時間5日のNY市場は、金・銀・パラジウムは下落しました。FOMC議事要旨の発表でインフレを抑制するため想定よりも速いペースの利上げを行う可能性が出てきたことで米国債利回りが上昇し、金は売られました。
金相場は昨年の年末あたりから何度か1830ドルを試しましたが、今回も超えることができませんでした。しばらくはレンジ相場になることが予想されます。
また、新たな新型コロナウイルスの情報などにより、昨年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
今後、金を中心とする貴金属価格の上昇は、インフレ高進による実質金利の低下が鍵となりそうです。実質金利の低下が貴金属価格の下支えとなる可能性は十分にあると考えます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。