貴金属市況:7日のNY市場において、金・銀、パラジウムは上昇
2022.01.10 貴金属市況
金:1795.632ドル(+6.96)<+0.39%>
銀:22.3ドル(+0.15)<+0.67%>
プラチナ:955.177ドル(-9.47)<-0.98%>
パラジウム:1933.633ドル(+59.52)<+3.18%>
米国時間7日のNY市場は、金・銀、パラジウムは上昇しました。金相場は、12月の米雇用統計で就業者数の伸びが予想を下回ったことが上昇の原因となり上げてきましたが、上値は限定的となりました。
今後は、FRBが早期利上げ方針を示唆したことが、どれだけ影響を与えるかが下落の要因となってくると考えられます。また、この金利上昇がこれから市場にどれだけ織り込まれれていくかが金価格上昇の重要なファクターになっていくとも考えられます。
今後は、新たな新型コロナウイルスの情報などにより、昨年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
金を中心とする貴金属価格の上昇は、インフレ高進による実質金利の低下が鍵となりそうです。実質金利の低下が貴金属価格の下支えとなる可能性は十分にあると考えます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。