貴金属市況:18日のNY市場において、金は小幅安、銀・パラジウムは上昇
金:1813.537ドル(-5.45)<-0.3%>
銀:23.45ドル(+0.45)<+1.96%>
プラチナ:980.998ドル(+9.5)<+0.98%>
パラジウム:1897.349ドル(+21.85)<+1.16%>
米国時間18日のNY市場は、金は小幅安、銀・パラジウムは上昇しました。金相場は現在はレンジ相場で、あまり大きな動きはなく推移しています。今月25、26日のFOMCで利上げの話がでてくれば一時的な下げにつながる可能性が大きいと考えます。
金相場はいまだ膠着状態にありますが、今後はレジスタンスラインの1830ドルを明確に超えられるかを見守りたいところです。下目線では、1800ドルを明確に下げてくるようですとそのまま下げる可能性も大きくなりそうです。
これからは金利上昇が市場にどれだけ織り込まれていくかが金価格上昇の重要なファクターになっていくとも考えられます。また、インフレ高進による実質金利の低下も鍵となりそうです。実質金利の低下が貴金属価格の下支えとなる可能性は非常に大きいと考えます。
ただ今後、新たな新型コロナウイルスの情報などにより、2020年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・パラジウムが値を戻してきましたので、良い時期と考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。