金：1818.117ドル（－29.44）＜－1.59％＞
銀：23.482ドル（－0.33）＜－1.4％＞
プラチナ：1031.093ドル（＋6.02）＜＋0.59％＞
パラジウム：2329.144ドル（＋128.96）＜＋5.86％＞

米国時間26日のNY市場において、金・銀は下落、パラジウムは上昇しました。パウエルFRB議長が、3月にゼロ金利政策を解除し、利上げの姿勢を示した後、米ドルと米国債利回りが上昇し、金利を生まない金に売りが入る形となりました。金利についてはもう市場にはかなり織り込まれつつあると考えていましたが、今回はネガティブに捉えられたようです。
これからは金利上昇が市場にどれだけ織り込まれていくかが金価格上昇の重要なファクターになっていくとも考えられます。また、インフレ高進による実質金利の低下も鍵となりそうです。実質金利の低下が貴金属価格の下支えとなる可能性は非常に大きいと考えます。
ただ今後、新たな新型コロナウイルスの情報などにより、2020年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、円安も手伝って金・パラジウムが値を戻してきましたので、良い時期と考えます。