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貴金属市況:27日のNY市場において、金・銀は下落、パラジウムは上昇

                               
2022.01.28  貴金属市況

金:1796.51ドル(-21.61)<-1.19%>
銀:22.74ドル(-0.74)<-3.16%>
プラチナ:1022.5ドル(-8.59)<-0.83%>
パラジウム:2376.098ドル(+46.95)<+2.02%>

 

米国時間27日のNY市場において、金・銀は下落、パラジウムは上昇しました。パウエルFRB議長が、3月にゼロ金利政策を解除し、利上げの姿勢を示した後、米ドルが上昇したことが大きく影響しているようです。まだアメリカの金利は金相場には材料視されているということと考えられます。
これからは金利上昇が市場にどれだけ織り込まれていくかが金価格上昇の重要なファクターになっていくとも考えられます。また、インフレ高進による実質金利の低下も鍵となりそうです。実質金利の低下が貴金属価格の下支えとなる可能性は非常に大きいと考えます。
ただ今後、新たな新型コロナウイルスの情報などにより、2020年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、市場はより混乱すると思われます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、円安も手伝って金・パラジウムが値を戻し、特にパラジウムは中国の自動車生産の回復やロシア・ウクライナ情勢などが原因となり急上昇していますので、良い時期と考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。