貴金属市況:17日のNY市場において、金は小幅下落、その他貴金属は上昇
2025.04.18 貴金属市況
金:3327.99ドル(-2.01)<-0.06%>
銀:32.64ドル(+0.10)<+0.31%>
プラチナ:978.55ドル(+15.15)<+1.57%>
パラジウム:967.58ドル(+9.58)<+1.00%>
米国時間17日のNY市場では、金は小幅に反落したものの、銀・プラチナ・パラジウムはいずれも上昇しました。金価格は一時3300ドルを割り込む場面もありましたが、その後は買いが入り、3328ドル近辺まで回復しています。これは、前日に大幅な上昇を見せたことによる利食い売りや、中国時間帯での買いが一服したことが要因と見られます。
金相場はこの日もドル建てで3357.40ドル、円建てで15385円と歴史的高値を更新しましたが、その後はやや軟調な展開となりました。特にNY時間帯に入ってからは、トランプ前大統領によるパウエルFRB議長への発言も影響し、ゴールドとドルが一時売られた可能性があります。
ただし、依然として「下がれば買いたい」という強い需要が存在しており、3000ドル割れの時と同様に、3300ドル割れのタイミングでは押し目買いが入りやすい構図が続いています。このような一時的な調整は、急激な上昇が続いた市場においてはむしろ健全であり、今後のさらなる上昇に向けた地固めとも捉えられます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。