貴金属市況:1日のNY市場において、金・銀・プラチナ・パラジウムはすべて上昇
2025.05.02 貴金属市況
金:3241.60ドル(+1.71)<+0.05%>
銀:32.46ドル(+0.35)<+1.09%>
プラチナ:968.00ドル(+10.00)<+1.04%>
パラジウム:945.59ドル(+8.69)<+0.93%>
米国時間5月1日のニューヨーク市場では、主要貴金属がいずれも上昇しました。金相場は前週にかけて一時3500ドルまで上昇した後、1週間で3200ドル付近まで下落する急な値動きとなりました。直近の安値は3201.69ドルを記録しています。
この下落の背景には、中国本土市場が「労働節(メーデー)」による長期休暇(5月5日まで)に入ったことがあり、中国国内からの金の現物・先物需要が一時的に途絶えたと考えられます。また、米国の通商政策をめぐる不確実性が一時的に落ち着いたことや、株式市場が再びリスクを取る方向へと動いていることから、短期的な買いポジションの整理が進みました。
一連の流れにより、3000ドルから3500ドルへの急騰、その後の3500ドルから3200ドルへの反落という短期間での大幅な値動きが観測されました。今後も中国市場の動向や、国際的な金融・通商情勢が金価格に与える影響には引き続き注意が必要です。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。