貴金属市況:7日のNY市場において、金・パラジウムは上昇、銀・プラチナは下落
2025.05.08 貴金属市況
金:3376.60ドル(+13.17)<+0.39%>
銀:32.48ドル(-0.57)<-1.72%>
プラチナ:982.80ドル(-0.80)<-0.08%>
パラジウム:972.96ドル(+2.96)<+0.31%>
米国時間5月7日のニューヨーク市場では、金とパラジウムが上昇し、銀とプラチナは下落しました。金は一時、地政学的リスクの報道を受けて3437ドルまで急伸する場面がありましたが、その後は上昇分をほぼ失い、3380ドル台まで下落しました。これは突発的な国際情勢の影響による一時的な反応とみられています。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが発表され、市場の反応は限定的でした。ただし、今後の利下げの可能性が後退したとの見方から、金相場には一部売り材料となりました。
円建て金価格は、同日の早朝に1グラムあたり15,700円を超える場面がありましたが、その後は下落し、一時15,457円を記録。現在は15,600円前後で推移しています。国際市場と為替の動きが円建て価格にも影響を及ぼしている状況です。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。