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貴金属市況:14日のNY市場において、貴金属は一部を除き下落

                               
2025.05.15  貴金属市況

金:3184.62ドル(-46.38)<-1.44%>
銀:32.23ドル(-0.48)<-1.47%>
プラチナ:987.13ドル(-6.87)<-0.69%>
パラジウム:960.06ドル(+7.06)<+0.74%>

 

米国時間14日のNY市場において、貴金属価格は一部を除き下落傾向を示しました。注目すべきはパラジウムの反発で、他の貴金属が軟調な中、唯一上昇しています。
金相場は重要な心理的節目となる3200ドルの水準を下回り、相場の流れに変化が見られました。この下落は先日の米中貿易関係改善の流れを受け、市場のセンチメントがリスク選好に大きく傾いたことを反映しています。株式市場が活況を呈する中、安全資産としての金への需要が一時的に減退していると解釈できます。
特筆すべきは金相場と株式市場の明確な負の相関関係です。株価指数が上昇する局面で金価格が下落するという典型的なパターンが鮮明に表れており、資金の流れがリスク資産へとシフトしていることを示唆しています。
為替市場との連動性も見逃せません。円建て金価格が約2週間ぶりに15,000円を割り込む展開となりました。これは金価格の下落に加え、為替相場の影響も受けた動きと考えられます。
銀相場も金と同様の下落傾向を示し、プラチナは比較的小幅な下落に留まりました。一方、パラジウムは独自の需給バランスを背景に上昇し、他の貴金属と一線を画する動きとなりました。
今回の金価格の調整局面は、長期的なトレンドの中での一時的な巻き戻しと捉えることもできます。重要な心理的節目を下回ったことで、短期的には下値を試す展開も想定されますが、グローバルな不確実性が依然として存在する中、下値は限定的となる可能性もあります。
市場参加者は、今後の米国の経済指標や中央銀行の金融政策、さらには地政学的リスクの推移に注目し、貴金属市場の方向性を見極める姿勢が重要となるでしょう。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。