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貴金属市況:29日のNY市場において、貴金属はすべて上昇

                               
2025.05.30  貴金属市況

金:3315.79ドル(+4.92)<+0.15%>
銀:32.29ドル(+0.09)<+0.28%>
プラチナ:1087.20ドル(+13.40)<+1.25%>
パラジウム:981.15ドル(+9.71)<+1.00%>

 

米国時間29日のNY市場において、貴金属相場は総じて上昇する展開となりました。金相場は前日に続き方向感に欠ける動きとなりましたが、最終的には小幅ながら上昇して取引を終えました。
金相場は朝方、トランプ大統領の関税政策について連邦裁判所から違法との判断が示されたとの報道を受けて急落しました。この報道により株価と米ドルが上昇し、金は3290ドル近辺から東京午前10時頃には3245ドルまで下落しました。しかし、政権側が裁判所の判断に対して控訴する方針を示したことで、実質的な政策変更には至らないとの見方が広がり、金価格はその後反発に転じました。
3300ドル割れの水準では押し目買いの需要が確認され、相場は再び3300ドル台を回復しました。NY時間帯の高値は3330ドルまで上昇し、最終的に3315ドル近辺で取引を終えました。
為替市場では、米ドル・円相場が東京午前中に146.30直前まで米ドル高・円安が進行しましたが、金相場と同様にその後反転し、翌朝には144円を下回る水準まで戻す展開となりました。
円建て金価格の動きでは、円安が極点に達した際に円建て金価格が最安値をつけるという特徴的な展開が見られました。これは米ドル建て金価格の影響が為替変動を上回ったことを示しています。円建て金価格の最安値は15231円(米ドル・円相場146.27円、米ドル建て金価格3245ドル時点)、最高値は15426円(米ドル・円相場144.07円、米ドル建て金価格3330ドル時点)でした。
銀相場は金に連動して小幅上昇し、0.09ドル高となりました。プラチナは13.40ドルの大幅な上昇を見せ、パラジウムも9.71ドル上昇するなど、金以外の貴金属が比較的堅調な動きを示しました。
現在の市場動向は関税政策を巡る動きに大きく左右される状況が続いており、短期的な方向性については不透明感が強まっています。市場参加者は政策の実際の実施状況と司法判断の行方を注視している状況です。
今後の焦点は、関税政策に関する政府と司法府の対立がどのように展開するか、また、これが金融市場全体に与える影響がどの程度継続するかにあります。貴金属市場は当面、政策動向に敏感に反応する展開が予想されます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。