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貴金属市況:18日のNY市場において、プラチナが大幅上昇、金は神経質な動き

                               
2025.06.19  貴金属市況

金:3369.09ドル(-20.43)<-0.60%>
銀:36.78ドル(-0.48)<-1.29%>
プラチナ:1327.53ドル(+55.53)<+4.37%>
パラジウム:1045.25ドル(-9.75)<-0.92%>

 

米国時間18日のニューヨーク市場において、金相場は3400ドルから3360ドルの幅で変動の激しい動きが続きました。通常はそれほど大きく動かない金相場にしては珍しく神経質な動きとなりました。米政権がイランに対して強い対決姿勢を示すとの報道が出ると3400ドルに向かって買われ、その水準に達すると売られるという動きが繰り返されました。
イランは強気の対決姿勢を示し続けており、トランプ大統領もここ数日が重要だと発言し、市場の不安感を高めています。
連邦公開市場委員会(アメリカの金融政策を決める会議)は終了し、予想通り金利据え置きとなりました。他の国際情勢が注目されていたため、この会議に対する市場の関心は低い状況でした。パウエル連邦準備制度理事会議長(アメリカの中央銀行総裁)の記者会見中に金相場は3390ドルから3360ドルまで下落しましたが、特に大きく下げる要因があったわけではなく、やや不可解な動きでした。利下げを急がないという姿勢が売り材料となったと思われますが、30ドルも下落する材料ではありませんでした。
プラチナ相場がさらに上昇しました。1300ドルを超えて、先日の1300ドル到達直後に1220ドル台まで下落しましたが、その後約一週間で再び1300ドルまで回復し、今度は完全に1300ドルを上回る展開となりました。
貸出金利は5パーセント程度緩和され、1か月物は16パーセントとなりました。それでも依然として高い水準にあり、この程度では価格は下がらず、むしろ上昇する結果となりました。その上昇の仕方は、最近の金相場とは異なり、じわじわと着実に上がっていく動きで、派手な投機的な動きというよりは実際にプラチナを必要とする実需からの買いを思わせる動きです。このような上昇の仕方が長期的な上昇相場の典型的なパターンと言えるでしょう。
プラチナの年初来上昇率は45.7パーセントに達しました。それでも価格は金相場の2.5分の1の水準にあります。プラチナにはまだ上昇余地があると考えられます。
今朝の金相場は前日終値に比べて小幅高でスタートしており、下落局面で買い注文を入れる投資家が多いことが伺えます。中東情勢の動向や米国の金融政策に関する発表が引き続き相場に影響を与えると予想されます。
プラチナ相場の供給不足状況は続いており、特に中国からの需要が高まっていることが価格上昇の背景となっています。長期間にわたって低迷していたプラチナ相場にとって、ようやく上昇基調が確立されつつあるようです。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。