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貴金属市況:30日のNY市場において、金はGDP・ADP好調でドル高進行、FOMC据え置きで大幅続落

                               
2025.07.31  貴金属市況

金:3285.70ドル(-57.46)<-1.72%>
銀:37.12ドル(-3.30)<-8.17%>
プラチナ:1315.65ドル(-67.35)<-4.87%>
パラジウム:1229.99ドル(+22.01)<+1.82%>

 

30日のNY貴金属市場では、重要な経済発表が集中した一日となりました。米GDP速報値とADP雇用統計の堅調な結果、そしてFOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利発表・パウエル議長記者会見が相次いで行われ、金価格は大幅な下落となりました。各金属の価格は日本時間15時15分現在の値となっています。
金価格は3285.70ドルで前日比57.46ドル(1.72%)の大幅下落となりました。外部参考資料によれば、NY金先物中心限月12月限は前日比28.4ドル安の3352.8ドルとなっています。この下落により、金価格は重要な節目である3300ドルを割り込みました。
まず21時15分に発表されたADP雇用統計は、市場予想の7.9万人増を大幅に上回る10.4万人増となり、雇用市場の力強さを示しました。続く21時30分のGDP速報値は、予想の2.4%増に対して3.0%増と、これも経済の堅調さを表す数字となりました。これらの好材料を受けてドルが買われ、金が売られる展開となりました。
さらに翌朝3時のFOMC政策金利発表では、市場予想通り金利が据え置かれました。3時30分からのパウエル議長記者会見では、慎重な見方に終始し、トランプ大統領からの利下げ圧力にも屈しない態度を明確にしました。議長は「9月についてはまだ何も決めていない。9月の会合で決定を下す際に、この情報を他のすべてのデータとともに考慮に入れる」と述べ、性急な利下げに踏み切らない方針を明確にしました。
経済指標と雇用の力強さから、金融緩和を性急に実施する必要性が薄れたという認識が浸透したことが、金価格下落の背景となっています。現在3300ドルを割り込んでいますが、この水準では中国による買いが入る可能性があると見られています。
銀価格は37.12ドルで前日比3.30ドル(8.17%)の大幅下落となりました。金価格を上回る下落率を記録し、貴金属全体の売り圧力の中でも特に弱い動きを示しました。
プラチナ価格は1315.65ドルで前日比67.35ドル(4.87%)の大幅下落となりました。前夜には1300ドル割れまで売り込まれる場面もありましたが、リースレートが依然として高水準を保っていることから、売り圧力に対する抵抗も見られます。リースレート(Refinitivのフィードデータとロンドンブローカーの直接レートで若干の差異がありますが、後者がより現実に近い数値)は引き続き高い水準にあり、供給不足の状況が継続しています。
パラジウム価格は1229.99ドルで前日比22.01ドル(1.82%)上昇し、4つの貴金属の中で唯一の上昇となりました。他の貴金属が軒並み大幅下落する中、パラジウムだけが堅調な動きを見せています。
円建て金価格については、149円半ばまで進んだ円安の影響もあり、ドル建てほどの下げではなく15750円水準で推移しています。円安がドル建て金価格の下落を一部相殺する形となっています。
SPDR金ETFの現物保有量は、30日時点で前日比0.86トン減の955.37トンとなりました。連日の資金流出が続いており、投資家の金離れが数字にも表れています。
市場全体としては、堅調な経済指標が示すファンダメンタルズの改善により、安全資産である金から成長資産への資金シフトが進んでいることが特徴的です。FRBの金融政策についても、性急な利下げに踏み切らない慎重な姿勢が確認されたことで、金価格には逆風となっています。
プラチナについては、価格は大幅下落したものの、リースレートが高水準で推移していることから、需給の逼迫状況に変化はありません。このため、売りポジションを取ることには慎重になる投資家が多いと見られます。
今後の注目点は、31日夜の雇用統計の結果です。ADP雇用統計が市場予想を大きく上回る結果となったことを受けて、非農業部門雇用者数(NFP)の結果次第では、金価格のさらなる下押し圧力となる可能性があります。一方で、3300ドル割れという重要な水準では、中国をはじめとする現物需要が下値を支える可能性もあり、今後の動向が注目されます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。