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貴金属市況:3日のNY市場において、金は史上最高値3635ドル更新、雇用悪化でFRB利下げ期待高まる

                               
2025.09.04  貴金属市況

金:3563.40ドル(+30.57)<+0.87%>
銀:41.14ドル(+0.39)<+0.96%>
プラチナ:1426.23ドル(+34.33)<+2.47%>
パラジウム:1150.13ドル(+17.34)<+1.53%>

 

3日のNY貴金属市場では、金価格が史上最高値を大幅更新し、NY金先物中心限月12月限は前日比43.3ドル高の3635.5ドルまで上昇しました。この上昇により、日本時間15時15分現在の金価格は3563.40ドルとなっています。また、円建て金価格も歴史的高値を更新し、最高値は17026円に達しました。
この大幅上昇の主要因は、米労働省が発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)の結果でした。求人件数は718万1000件と前月から17万6000件減少し、市場予想の737万8000件を大幅に下回りました。さらに重要なことは、解雇件数が増加し、新型コロナウイルスのパンデミック以降初めて失業者数が求人数を上回ったことです。
この雇用市場の悪化を受けて、FRBが9月のFOMCで利下げを行うとの見方が一段と強まりました。CME FedWatchツールによると、市場は90%以上の確率で9月17日の会合での25ベーシスポイント利下げを織り込んでおり、年内に少なくとも2回の利下げが実施されるとの見通しが強まっています。低金利環境は利回りを生まない金にとって追い風となります。
また、外国為替市場でドル指数が下落したことも金価格の上昇を後押ししました。トランプ大統領がパウエルFRB議長やクックFRB理事に圧力をかけていることから、FRBの独立性に対する懸念も高まっており、これが安全資産としての金への需要を支えています。
世界各国の長期・超長期国債の金利上昇も金価格上昇の背景にあります。米国、英国、日本、オーストラリアなどで長期金利が上昇していますが、これは各国の財政支出拡大とその結果として起こり得るインフレへの不安から投資家が長期国債を売却しているためです。通常、金利上昇は金にとってマイナス要因ですが、政府の財政政策への不信から生じる長期国債売りは、むしろ金買いにつながる傾向があります。
さらに、上海協力機構での反米諸国のデモンストレーションも地政学的リスクの高まりとして金価格を支えています。4月後半から続いてきた3200-3400ドルのレンジ取引が終了し、蓄積されたエネルギーが上昇方向に解放されている状況です。
円建て金は8月29日に歴史的高値を更新してから4営業日で800円上昇し、17026円の新高値を記録しました。この水準では税込み小売価格が18700円台に達する計算となり、個人投資家にとって心理的な節目となっています。
銀価格は41.14ドルで前日比0.39ドル(0.96%)の上昇となりました。40ドル台での取引が定着しており、14年ぶりの高値圏での推移が続いています。RSI指標では若干の過熱感が見られるものの、金の上昇に連動した堅調な動きとなっています。
市場では銀の目標価格として41ドル、47ドル、66ドルが注目されており、FRBの流動性供給とインフレ懸念が銀の強気相場を支えています。工業用需要と投資需要の両面から支えられる銀の二重性が、金を上回るパフォーマンスを生み出す可能性があります。
プラチナ価格は1426.23ドルで前日比34.33ドル(2.47%)の上昇となりました。1426ドルの抵抗線を試す展開となっており、これを突破すれば1455ドル、1480ドルへの上昇が期待されます。南アフリカの供給制約が続く中、中国での投資需要拡大が価格を下支えしています。
パラジウム価格は1150.13ドルで前日比17.34ドル(1.53%)の上昇となりました。ロシア産パラジウムへの供給懸念が価格を支えており、貴金属全体の上昇に連動した動きとなっています。
今後の注目材料として、週内に発表されるADP雇用統計、ISMサービス業PMI、そして金曜日の雇用統計が控えています。特に雇用統計は、FRBの金利政策に大きな影響を与える重要な指標となるため、貴金属市場の方向性を決める重要な材料となります。
市場全体としては、雇用市場の悪化、FRBの利下げ期待、財政政策への不信、地政学的リスクの高まりが重なり、貴金属全般にとって極めて良好な環境が整っています。金価格は歴史的高値を更新し続けており、さらなる上昇への期待が高まっています。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。