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貴金属市況:15日のNY市場において、金は史上最高値3685.39ドル更新、円建ても17462円の新高値

                               
2025.09.16  貴金属市況

金:3679.70ドル(+36.92)<+1.02%>
銀:42.66ドル(+0.48)<+1.14%>
プラチナ:1406.70ドル(+8.98)<+0.64%>
パラジウム:1193.62ドル(-6.68)<-0.56%>

 

15日のNY貴金属市場では、金価格が再び史上最高値を更新しました。日本時間15時15分現在、金価格は3679.70ドルで前日比36.92ドル(1.02%)の大幅上昇となりました。各金属の価格は日本時間15時15分現在の値となっています。
前週に引き続き、金価格の上昇が止まりません。新しい史上最高値はドル建て金が3685.39ドル、円建て金が17462円となりました。国内税込み金小売価格も19000円を超え、2万円台が視野に入ってきています。
金価格は月曜日の取引で3620ドル付近まで一時下落したものの、その後は米国債利回りの低下を背景に急速に回復しました。FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策がハト派的な方向に向かうとの期待が高まり、利回りを生まない金への投資魅力が増しています。
今週16-17日に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)会合では、25ベーシスポイントの利下げがほぼ確実視されています。CMEグループのFedWatchツールによると、トレーダーは100%の確率で今回の会合での利下げを織り込んでいます。また、50ベーシスポイントの大幅利下げの可能性も10%未満ながら残されており、年内に合計100ベーシスポイントの利下げが行われる可能性も指摘されています。
こうした利下げ期待の背景には、最近発表された雇用統計の修正結果があります。約100万人近い雇用減が発表されたことで、労働市場の軟化が改めて確認されました。さらに、トランプ政権がFRBに対して継続的に利下げ圧力をかけていることも、金融緩和期待を高める要因となっています。
技術的には、金価格は3630-3640ドルという狭いレンジでの値固めから上抜けし、3660ドルを超えて推移しています。RSI(相対力指数)は依然として買われ過ぎ圏にありますが、強い上昇モメンタムが継続しています。上値については、3700ドルの節目が次の重要な抵抗レベルとなります。
一方、下値については、3657-3658ドルの前回高値が当面のサポートとなり、さらに下落すれば3620ドル付近、3600ドルの心理的節目が重要なポイントとなります。
地政学的リスクも引き続き金価格の支援材料となっています。ウクライナによるロシアのエネルギー施設への大規模攻撃が日曜日に行われ、双方からの無人機攻撃が激化しています。また、米国はNATO諸国に対してロシアへのエネルギー制裁を強化し、ロシア産石油を購入する国への関税を課すよう圧力を強めており、欧州における第二次世界大戦以来最も致命的な紛争の終結に向けた取り組みを進めています。
中東情勢についても、イランの議員がカタールに対し米軍を追放してイラン革命防衛隊の極超音速ミサイルを配備するよう呼びかけるなど、地政学的緊張が継続しています。これらの要因が、安全資産としての金の地位を支えています。
銀価格は42.66ドルで前日比0.48ドル(1.14%)の上昇となりました。銀は14年ぶりの高値圏を維持しており、42ドル台での推移が続いています。技術的には、42.45ドルの抵抗レベルを上抜ければ、42.85ドルから43.25ドルへの上昇が期待されます。下値については、41.46ドルが重要なサポートとなります。
銀市場では、FRBの利下げ期待とチャートパターンの両方が上昇を示唆しています。RSIは67と買われ過ぎ圏に近づいていますが、弱気の乖離は見られません。上昇トレンドチャネル内での推移が続いており、50期間移動平均線(41.21ドル)と200期間移動平均線(38.10ドル)の両方を上回って取引されています。
工業需要の強さも銀価格の支援材料となっており、クリーンエネルギー技術や電子機器での用途拡大により、構造的な需要増加が続いています。
プラチナ価格は1406.70ドルで前日比8.98ドル(0.64%)の上昇となりました。プラチナ市場は3年連続の供給不足が続いており、2025年の不足量は85万オンスと予測されています。これは前年の96.8万オンスからは減少していますが、依然として大きな不足となっています。
コメルツ銀行は、プラチナの2025年末価格予想を従来の1350ドルから1400ドルに引き上げました。これは現在の価格水準の上昇と金価格予想の更新を反映したものです。2026年末の予想は1500ドルで据え置かれています。
鉱山供給は前年比6%近く減少し、5年ぶりの低水準となる見通しです。これは、最近の価格上昇が新たな生産を刺激するには至っていないことを示しています。地上在庫は今年、300万オンス弱まで減少すると予想されており、市場のタイト感が継続しています。
パラジウム価格は1193.62ドルで前日比6.68ドル(0.56%)の下落となりました。他の貴金属が上昇する中、パラジウムのみが軟調な推移となりました。ただし、ロシアに対する制裁強化の見通しが供給不安を高めており、中期的には支援材料となる可能性があります。
市場全体としては、金価格が新たな史上最高値圏で推移する中、FRBの金融政策決定が今週の最大の注目材料となります。25ベーシスポイントの利下げはほぼ織り込み済みですが、50ベーシスポイントの大幅利下げや、パウエル議長の記者会見でのさらなる利下げ示唆があれば、金価格は3700ドルを超える可能性があります。
逆に、FRBが再びインフレを重視する姿勢に戻れば、一時的に3600ドルを割り込む可能性もありますが、その確率は極めて低いと考えられます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。