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貴金属市況:17日のNY市場において、FOMC後に金価格は激しい乱高下、25bp利下げも方向感なし

                               
2025.09.18  貴金属市況

金:3664.31ドル(-13.38)<-0.36%>
銀:41.75ドル(-0.22)<-0.52%>
プラチナ:1373.10ドル(-20.40)<-1.46%>
パラジウム:1164.73ドル(-14.27)<-1.21%>

 

17日のNY貴金属市場では、注目されていたFOMC(連邦公開市場委員会)の結果を受けて金価格が激しく乱高下しました。日本時間15時15分現在、金価格は3664.31ドルで前日比13.38ドル(0.36%)の小幅下落となりました。各金属の価格は日本時間15時15分現在の値となっています。
FRB(連邦準備制度理事会)は市場の予想通り25ベーシスポイント(0.25%)の利下げを決定しました。これは昨年12月以来となる利下げとなり、政策金利は5.00-5.25%から4.75-5.00%に引き下げられました。
しかし、市場予想通りの利下げにもかかわらず、金価格は激しい値動きを見せました。FOMC発表直前の金価格は3685ドル付近で推移していましたが、発表の瞬間に3650ドル台まで急落した後、3707.4ドルまで急騰する展開となりました。その後、パウエルFRB議長の記者会見中に3644ドルまで再び急落し、最終的に3668ドル付近で落ち着きました。
この激しい乱高下の背景には、アルゴリズム取引(AI取引)による自動売買の影響があると考えられます。人間のトレーダーでは考えられないような短時間での大幅な価格変動が発生しており、市場の流動性や取引の仕組みが大きく変化していることが伺えます。
FOMCメンバーの金利見通し(ドットプロット)では、19人のメンバーのうち7人が年内の追加利下げを予想していない一方、2人が1回、10人が2回の追加利下げを予想しています。これにより、年内に合計50-75ベーシスポイントの追加利下げが行われる可能性が高まりました。
パウエル議長は記者会見で「急いで行動する必要はない」と述べ、今後の利下げペースについて慎重な姿勢を示しました。この発言が金価格の急落につながったと考えられます。一方で、軟化する労働市場への対応として利下げサイクルが始まったことは確実であり、長期的には金価格にとって支援材料となります。
技術的には、金価格は3645ドルのブレイクアウトポイント付近で推移しており、この水準が重要なサポートとなっています。買われ過ぎを示すRSI(相対力指数)の調整により一時的な利益確定売りが入ったものの、今回の強気フラッグパターンのブレイクアウトは、さらなる下落を押し目買いの機会と捉える投資家が多いことを示しています。
下値については、3633ドルの水平ゾーンを下抜ければ3610-3600ドル、さらには3562-3560ドル、3500ドルの心理的節目まで下落する可能性があります。上値については、3700ドルを明確に上抜けることが次の上昇局面への鍵となります。
円建て金価格も同様に激しい乱高下となりました。17340円から17200円台の間で大きく振れ、現在は17324円で推移しています。この背景には、ドル円相場の急激な変動があります。FOMC発表後、一時145円台半ばまで円高が進んだ後、147円まで円安に戻すという「行って来い」の展開となりました。
米国の小売売上高が8月に3ヶ月連続で上昇し、市場予想を上回る0.6%増となったことで、米国消費者の堅調さが確認されました。これは経済活動の鈍化、持続するインフレ、雇用市場の軟化にもかかわらず、消費が底堅いことを示しています。
地政学的リスクも引き続き金価格の下支え要因となっています。ウクライナがロシア領内の大規模石油精製施設を夜間攻撃で破壊したほか、ロシア国防省はウクライナのドニプロペトロフスク州ノヴォミコライフカ村を制圧したと発表しました。また、イスラエルがガザ市への地上攻撃を開始し、数週間にわたる激しい爆撃を受けた人口密集地域に深く侵攻するなど、中東情勢も緊迫化しています。
銀価格は41.75ドルで前日比0.22ドル(0.52%)の下落となりました。最近の上昇を受けた利益確定売りが入り、投資家がFRBの25ベーシスポイント利下げに向けたポジション調整を行いました。市場は年末までに67ベーシスポイントの緩和を織り込んでおり、冷却化する米労働市場データと抑制されたインフレが支援材料となっています。
銀の工業需要は、太陽光発電、電気自動車、電子機器などの分野で堅調さを維持しており、物理的な銀市場の逼迫と供給制約により価格を支えています。銀ETF(上場投資信託)への投資は急増しており、2025年上半期の純流入は9500万オンスと、昨年全体を上回る水準となっています。
技術的には、銀価格は127900の支援を受けており、さらなる下落があれば126985のテストが予想されます。上値抵抗は130090にあり、この水準を持続的に上抜ければ131365が目標となります。
プラチナ価格は1373.10ドルで前日比20.40ドル(1.46%)の下落となりました。他の貴金属と同様に、FOMC後の利益確定売りの影響を受けました。ただし、3年連続の供給不足が続いており、構造的な強気要因は変わりません。
パラジウム価格は1164.73ドルで前日比14.27ドル(1.21%)の下落となりました。ロシアに対する制裁強化の可能性が供給不安材料となっているものの、短期的には他の貴金属と歩調を合わせた調整となりました。
市場全体としては、FRBが利下げサイクルに入ったことは確実であり、これは中長期的に利回りを生まない金にとって支援材料となります。今回の激しい乱高下は、アルゴリズム取引による一時的な現象と捉えることができ、基調となる上昇トレンドに変化はないと考えられます。
今後の注目材料は、FRBの追加利下げペースと、地政学的リスクの動向です。パウエル議長が示した慎重姿勢により、次回以降の利下げは経済データ次第となる可能性が高く、雇用統計やインフレ指標への注目が高まるでしょう。
投資家の皆様におかれましては、今回のような乱高下は長期上昇トレンドの中での一時的な調整と捉え、押し目を買い増しの機会として活用することが重要です。特に3600ドル台での推移は、新たなレンジでの値固めとして、次の上昇に向けた重要な局面と考えられます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。