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貴金属市況:1日のNY市場において、金3895ドル・銀47.83ドルの史上最高値更新、政府シャットダウンとADP雇用統計マイナスで上昇継続

                               
2025.10.02  貴金属市況

金:3866.63ドル(+6.74)<+0.17%>
銀:47.34ドル(+0.44)<+0.94%>
プラチナ:1565.50ドル(+8.50)<+0.55%>
パラジウム:1266.17ドル(+22.17)<+1.78%>

 

1日のNY貴金属市場では、再び史上最高値を更新する展開となりました。金価格は日本時間15時15分現在3866.63ドルで前日比6.74ドル(0.17%)の上昇となっていますが、取引時間中には3895ドルの史上最高値を記録しました。銀価格も47.83ドルまで上昇し、こちらも史上最高値を更新しました。まさに「買いが買いを呼ぶ」展開が継続しています。
東京時間午後には米政府のシャットダウンが確定しました。これにより今週金曜日発表予定の雇用統計は発表されない見通しとなっています。シャットダウンの影響で政府機関の統計発表業務が停止されるためです。
この日発表された民間のADP雇用統計はマイナス3.2万人という衝撃的な数字となりました。さらに8月の数字も5.4万人プラスから0.3万人マイナスに大幅下方修正され、2ヶ月連続のマイナスという事態となりました。これが正しいとするとFRBの金利引き下げに対してより強い圧力がかかってくることになります。
このADP統計発表を受けて、ドル円は一時146円台半ばまで急落し、米長期金利も4.14%から4.09%まで急低下しました。金価格はこれらの動きに対してはあまり反応を示しませんでしたが、既に買いモメンタムが強固であることを示しています。
しかし、これほどの数字のブレが発生するのであれば、雇用統計(民間も政府のものも)はもはや信頼すべき経済指標とは言えない状況になっています。そういった論調が最近目立つようになっており、今後この統計手法をいかに改善していけるかが非常に重要になっていくでしょう。この数字によってFRBの金融政策が決定されるわけですから、その精度は極めて重要です。
先日発表された過去12ヶ月の雇用統計の91.1万人の下方修正も記憶に新しいところです。そもそもこの期間に正しい数字が出ていればFRBはとっくの昔に金利を引き下げていたはずです。統計の信頼性問題がFRB政策判断に大きな影響を与えている状況が明らかになっています。
銀価格は47.34ドルで前日比0.44ドル(0.94%)の上昇となりましたが、取引時間中には47.83ドルの史上最高値を記録しました。月曜日の取引では47.18ドルの14年ぶり高値をつけた後も勢いは衰えず、50ドルの大台に向けた上昇が継続しています。
FRB利下げ期待が銀価格の主要な押し上げ要因となっています。市場は現在、10月に25ベーシスポイントの利下げが実施される確率を90%と織り込んでおり、12月の追加利下げ確率も66%となっています。先週発表されたPCEデータではコアインフレが2.9%で横ばいとなり、総合PCEも2.7%へとわずかに上昇しましたが、市場はFRBの利上げサイクルが終了したと判断し、緩和サイクルを織り込んでいます。
これがドルにも影響を与えています。米ドル指数は97.97まで低下し、50日移動平均線を下回りました。ドル安は海外の買い手にとって銀を割安にするため、国際的な需要がこの上昇を後押ししています。
物理的な側面でも、銀にはいくつかの追い風が吹いています。アナリストのロス・ノーマン氏は「利下げに伴う工業活動の増加」と「将来の供給不安を懸念した国家による在庫積み増し」の2つの要因を指摘しています。銀は現在、5年連続の構造的供給不足に直面しており、サプライチェーンが依然として不安定な中、買い手は入手可能なうちに調達を進めています。
太陽光発電、電気自動車、電子機器からの需要増加も加わり、底固い需要が形成されています。銀は今年、金をも上回る成績を示しており、年初来で53%上昇しています。これは金の49%上昇を上回る数字です。
技術的には、銀価格には49.81ドルから50.00ドルまで明確な抵抗がありません。下値については、最初のサポートレベルは44.22ドルに位置しており、より深いサポートは41.14ドル、40.73ドル、40.00ドルに設定されています。50日移動平均線は40.03ドル付近で推移しており、調整が発生した場合の買い手が現れる水準と見られています。
プラチナ価格は1565.50ドルで前日比8.50ドル(0.55%)の上昇となりました。プラチナは17年間の長期保ち合いから抜け出し、大規模なブレイクアウトの開始を示しています。この動きは価格を史上最高値へと押し上げ、長期的には金とのパリティ(等価)を回復する可能性があります。
パラジウム価格は1266.17ドルで前日比22.17ドル(1.78%)の大幅上昇となりました。他の貴金属の上昇につられる形で反発しており、ロシア産供給への制裁懸念が継続的な支援材料となっています。
金価格については、3895ドルの史上最高値到達後に若干の利益確定売りが入り、シューティングスター(流れ星)のローソク足パターンを形成しました。これは短期的な調整の可能性を示唆していますが、買いモメンタムの強さを考慮すると、押し目は限定的となる可能性が高いと見られています。
三角保ち合いパターンの深さから算出された目標値3800ドルは先週達成されており、現在は最近の上昇を消化する局面にあります。年末までに4000ドル水準へのテストが見込まれています。
LBMA(ロンドン地金市場協会)の銀在庫に関する懸念も市場で注目されています。2025年8月時点でLBMAロンドン金庫には約7.92億オンスの銀が保管されていますが、その大部分はETFや民間企業が所有しています。TDセキュリティーズによると、自由に利用可能な銀は約1.55億オンスのみで、現在のETF需要のペースでは来年初めにゼロになる可能性があります。
LBMA での潜在的な供給不足に関する報道が出始めれば、銀価格の爆発的な上昇を引き起こし、価格を急速に押し上げて100ドルへの動きの舞台を整える可能性があります。
市場全体としては、モメンタムと好条件が揃っており、銀の50ドルへの到達は可能性が高いと見られています。金については、この1ヶ月の上昇が「金を持たざるリスク」を意識した機関投資家や個人投資家の駆け込み買いのような様相を呈しており、そろそろ一時的な落ち着きを見せる時期かもしれません。5月から8月末までのような100ドル程度の狭いレンジでしばらく落ち着いてくれることが望まれますが、機関投資家の買いはまだまだ始まったばかりという見方もあります。
歯科治療で使用される金銀パラジウム合金をお持ちの方にとって、現在の価格水準は売却に絶好のタイミングです。金が3895ドル、銀が47.83ドルの史上最高値を記録し、小売価格も2万円を超えた現状では、保有されている歯科金属の価値は極めて高くなっています。不要な歯科金属の売却には最適な機会となっています。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。