貴金属市況:16日のNY市場において、金4374.88ドルの爆発的上昇、一日で4200→4300→4400ドル目前の歴史的展開
金:4365.54ドル(+147.38)<+3.49%>
銀:54.35ドル(+1.44)<+2.72%>
プラチナ:1729.55ドル(+70.64)<+4.26%>
パラジウム:1636.90ドル(+105.21)<+6.87%>
16日のNY貴金属市場では、金が信じられないスピードで上昇する歴史的な展開となりました。金価格は日本時間15時15分現在4365.54ドルで前日比147.38ドル(3.49%)の大幅上昇となり、取引時間中の今朝7時過ぎには4374.88ドルの史上最高値を記録しました。銀は54.35ドルで前日比1.44ドル(2.72%)の上昇、プラチナは1729.55ドルで前日比70.64ドル(4.26%)の上昇、パラジウムは1636.90ドルで前日比105.21ドル(6.87%)の驚異的な上昇となりました。
金の上昇が止まりません。ドル建て金の高値は今朝7時過ぎの4374.88ドルとなりました。4200ドルを超えたのが前日で、それがあっという間に4300ドルを超え、そして4400ドルが近くなるという信じられないようなスピードでの上昇です。この調子だと年内5000ドルももはや大げさだとは思えない状況です。
9月から1ヶ月半の間に3400ドルから4400ドルへと1000ドル上昇したことになります。この上昇ペースを考えると、年末までにさらに2000ドル上昇する計算になり、その場合は5000ドルどころか6000ドルに到達する可能性も否定できません。
市場では、価格下落を待ってから購入したいという声も聞かれますが、本当に購入意欲のある投資家は価格レベルに関わらず即座に行動に移しています。メディア出演などの機会で金投資について説明を受けたスタッフの中には、その場でスマートフォンで金ETFを購入する人も見られ、次の機会には購入後の価格上昇に対する感謝の言葉が聞かれるケースが増えています。
現在のような高値水準では購入をためらう心理が働くのは理解できますが、市場関係者の間では「過去の価格は考慮すべきではない」という意見があります。過去の価格では購入できず、それは会計における埋没費用(sunk cost)のようなもので、これからの資産運用には関係がないという考え方です。
円建て金も大きく上昇しました。最高値は21130円で、これも今朝7時過ぎに記録されました。Globex市場のオープン直後にドル建て金が急騰したことが要因です。現在は21040円前後で推移しています。100円、200円の値動きはもはや日常的なものとなっており、小売価格を固定して維持することはますます困難になっていくと見られます。
現在のペースで計算すると、この日の税込み小売価格は23250円程度になる見通しです。これは前日の歴史的高値から約650円上昇する計算になります。
銀価格は54.35ドルとなり、1980年のハント事件時の高値を大きく超える水準を維持しています。年初来の上昇率は75%を超え、金の上昇率を大きく上回る展開が続いています。
プラチナ価格は1729.55ドルで4.26%の上昇となり、12年ぶりの高値圏をさらに拡大しています。年初来の上昇率は82%を超え、全貴金属の中で最も高いパフォーマンスを示しています。17年間の長期レンジを抜け出したプラチナは、供給不足を背景に新たな強気相場を展開しています。
パラジウム価格は1636.90ドルで6.87%の大幅上昇となりました。他の貴金属の上昇に連動する形で大きく反発しており、年初来の上昇率は60%を超えています。
今回の全貴金属の同時上昇は、投資家の間で貴金属全体への関心が高まっていることを示しています。金だけでなく、銀、プラチナ、パラジウムも揃って記録的な上昇を見せる展開は、2011年以来の現象となっています。
市場構造としては、金を保有していないファンドが依然として39%存在するという需給の歪みが継続しており、これが価格上昇圧力となっています。金が年初来56%以上上昇する中、保有していないファンドは顧客への説明責任を果たすことが困難になっており、遅れて参入する買いが価格を押し上げています。
中央銀行による金購入も継続しています。地政学的リスクの高まりと米ドルに対する懸念から、多くの中央銀行が金準備の拡大を続けており、これが価格の構造的な下支え要因となっています。バンク・オブ・アメリカの推計によると、中央銀行の金保有は米国の公的債務残高の約18%に相当し、10年前の13%から上昇しています。
金ETFへの資金流入も堅調です。世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は1000トンを超える水準を維持しており、年初と比べて150トン以上増加しています。投資家の旺盛な金買い需要が継続していることを示しています。
技術的には、金価格は明確な抵抗線なしに上昇を続けており、4400ドル突破後は4500ドル、さらに5000ドルが視野に入ってきます。RSI(相対力指数)は極度の過熱圏にありますが、強い上昇トレンドの中では過熱状態が長期間継続することもあり、必ずしも即座の調整を意味するものではありません。
下値については、4200ドルが最初のサポートレベルとなり、より深い調整があった場合でも4000ドル付近で強い買い支えが入ると予想されます。しかし、現在の市場では下落しても即座に買い戻される展開が続いており、意味のある調整は見られていません。
市場全体としては、貴金属全体が記録的な上昇を続けており、特に金が一日で4200ドルから4300ドルを超えて4400ドル目前まで上昇するという異例のスピードは、2011年以来の強気相場を彷彿とさせます。9月から1ヶ月半で1000ドル上昇という歴史的なペースは、投資家の間で金を保有していないリスクへの意識が極めて高まっていることを示しています。
年内5000ドル、あるいは6000ドルという水準も現実味を帯びてきており、従来の予測を大きく上回る展開となっています。多くのアナリストが年内3000ドル程度と予想していた中、市場はその予想を大きく超えて上昇を続けています。
金銀パラジウム合金の歯科金属をお持ちの方にとって、現在の価格水準は極めて有利な売却時期です。金が一日で4200ドルから4300ドルを超えて4400ドル目前まで上昇し、円建て金価格も21130円の史上最高値を記録する中、保有されている歯科金属の価値は最高水準に達しています。税込み小売価格が23250円に近づく見通しとなっており、前日の最高値から約650円も上昇する計算です。銀も54ドル台で推移し、プラチナも1729ドルの12年ぶり高値圏にある現在は、不要な歯科金属の売却には絶好の機会となっています。9月から1ヶ月半で1000ドル上昇という歴史的なペースを考えると、今が最適な売却タイミングです。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






