貴金属市況:20日のNY市場において、金4381.21ドル新高値更新、金曜日の大幅下落が1日で終了する絶好の買い場に
金:4369.80ドル(+130.10)<+3.07%>
銀:52.52ドル(+1.03)<+2.00%>
プラチナ:1632.60ドル(+69.30)<+4.43%>
パラジウム:1513.43ドル(-92.57)<-5.76%>
20日のNY貴金属市場では、金が再び史上最高値を更新する展開となりました。金価格は日本時間15時15分現在4369.80ドルで前日比130.10ドル(3.07%)の大幅上昇となり、取引時間中の今朝早朝5時には4381.21ドルの史上最高値を記録しました。銀は52.52ドルで前日比1.03ドル(2.00%)の上昇、プラチナは1632.60ドルで前日比69.30ドル(4.43%)の大幅上昇となりました。パラジウムは1513.43ドルで前日比92.57ドル(5.76%)の下落となりました。
金曜日は歴史的高値から大きく下落して一週間を終えましたが、月曜日のアジア時間帯は4260-4220ドルと静かな動きでした。しかし夕方から上昇を開始し、結局金曜日の歴史的高値である4378.69ドルを今朝早朝5時には更新し、新しいドル建て金の高値は4381.21ドルに塗り替えられました。
結果的に見ると、金曜日の高値4378ドルから4186ドルまでの大幅な下落が絶好のディップ(押し目)であったということになりました。そしてそのディップは1日で終了したことになります。
今年のマーケットの特徴は、長いディップが来ないこと、下落してもほぼ1日で終わるということです。今回は金曜日だけがひげも実体も長めの陰線となりました。今年の教訓は、下落したらその時点で購入するということです。それ以上のディップはほとんど来ません。多くの投資家がより深い調整を待っているため、わずかな下落でも即座に買い戻しが入ります。この流れはまだまだ継続しそうです。4500ドルも時間の問題と見られています。
世界中で金を求める動きが続いています。日本、シンガポール、オーストラリア、香港、トルコなど、人々は現物を求めて列をなしています。グローバルな投資ブームが継続している状況です。
また、金ETFへの資金流入が加速しています。日本では現物を東京に保管することが原因で金ETFの価格が大きなプレミアムとなっており、大阪取引所(OSE)の先物は金曜日には1000円を超えるプレミアムとなりました。ただし、月曜日に始まったOSE先物は現在では300円プレミアムまで落ち着いています。
この金買いは、何か特定の一つの短期的要因で買われているわけではありません。そのため、まだまだ息が長い動きと見られます。経済システム、特に通貨に対する不信感からの動きであると考えると、この流れは長期的に継続する可能性があります。現在実際に金をなんらかの形でポートフォリオに組み入れている投資家の割合を考えると、まだ参入余地は大きいと見られています。
円建て金も今朝、歴史的高値を更新しました。10月17日につけた21134円を大きく上回る21227円が新高値となりました。現在は21131円で推移しています。このまま推移すると、金曜日につけた小売価格の歴史的高値も100円近く更新される見通しです。前日の小売価格からは約700円の上昇となる計算です。
市場では、金曜日の大幅下落を「絶好の買い場」として捉える見方が広がっています。実際、わずか1日で史上最高値を更新したことは、押し目買い意欲の強さを示しています。
銀価格は52.52ドルとなり、1980年のハント事件時の高値を大きく超える水準を維持しています。前日の調整から反発し、2.00%の上昇となりました。
プラチナ価格は1632.60ドルで4.43%の大幅上昇となりました。前日の調整から力強く反発し、再び12年ぶりの高値圏に戻りました。年初来の上昇率は80%を超える水準を維持しています。
パラジウム価格は1513.43ドルで5.76%の下落となり、調整が継続しています。ただし、年初来では依然として50%程度の上昇を記録しています。
今回の金の動きは、2025年の市場の特徴を改めて明確にしました。深い調整を期待する投資家が多いほど、わずかな下落でも即座に買い戻しが入り、大きな調整にはならないというパターンです。
金曜日の高値4378ドルから4186ドルまで約192ドル(約4.4%)の下落は、今年の基準では比較的大きな調整でした。しかし、それでもわずか1日で終了し、新高値を更新したことは、市場の強気姿勢を改めて示しました。
世界中で現物を求める列ができているという現象は、投資家の金に対する需要が極めて強いことを示しています。日本では前述のとおりスモールバーの生産が追いつかない状況が続いていますが、これは日本だけの現象ではなく、シンガポール、オーストラリア、香港、トルコなど、世界各地で同様の現象が見られています。
金ETFへの資金流入加速も重要な要素です。投資家は現物だけでなく、ETFを通じた金への投資も積極的に行っています。特に日本の1540シリーズETFは、東京での現物保管という特性から大きなプレミアムがついていますが、それでも買い需要は旺盛です。
OSE先物が金曜日に1000円超のプレミアムとなったことは異例でしたが、月曜日には300円まで落ち着いたことで、市場の調整機能が一定程度働いていることも示されました。それでも300円のプレミアムは依然として高い水準であり、需要の強さを物語っています。
今回の金買いが特定の短期的要因ではなく、通貨システムへの不信感という構造的な要因から来ていることは重要です。短期的な材料であれば、その材料が消えれば買い圧力も弱まります。しかし、通貨システムへの不信感は一朝一夕には解消されず、長期的な買い圧力となります。
現在、ポートフォリオに金を組み入れている投資家の割合はまだ限定的です。バンク・オブ・アメリカの調査では、ファンドマネジャーの39%が金への投資比率0%という状況が以前報告されていました。これらの投資家が金を組み入れ始めれば、さらなる買い圧力となります。
技術的には、金価格は4200ドル台から4300ドル台、そして4400ドル近くへと階段を上るように上昇しています。各水準で短期的な調整が入りますが、すぐに買い戻されて次の水準に到達するというパターンが継続しています。
次の心理的節目は4500ドルとなります。現在のペースを考えると、4500ドル到達も時間の問題と見られています。その後は5000ドルが視野に入ってきます。
市場全体としては、金曜日の調整が1日で終了し新高値を更新したことで、「下落したら買う」という投資家の姿勢が改めて確認されました。世界中で現物を求める列ができ、ETFへの資金流入が加速し、先物市場でも異常なプレミアムがつくという状況は、需要の強さを多角的に示しています。
金銀パラジウム合金の歯科金属をお持ちの方にとって、現在の価格水準は極めて有利な売却時期です。金が金曜日の調整からわずか1日で史上最高値4381.21ドルを更新し、円建て金価格も21227円の新高値を記録する中、保有されている歯科金属の価値は最高水準に達しています。前日の小売価格から約700円上昇する見通しとなっており、金曜日につけた小売価格の最高値もさらに100円近く更新される計算です。世界中で現物を求める列ができるほどの需要の強さ、下落してもわずか1日で終了して新高値を更新するという市場の強気姿勢を考えると、不要な歯科金属の売却には引き続き絶好の機会となっています。今年の市場の特徴である「深い調整が来ない」「下落は1日で終わる」というパターンが継続しており、現在の高値水準が当面維持される可能性が高いことから、売却を検討されている方には最適なタイミングです。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






