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貴金属市況:23日のNY市場において、金4003ドルが底値と認識され4000-4150ドルレンジ形成へ、シルバーリースレート3日間で20%から5.6%へ大幅低下

                               
2025.10.24  貴金属市況

金:4127.34ドル(+4.19)<+0.10%>
銀:48.97ドル(+0.04)<+0.08%>
プラチナ:1633.44ドル(+32.26)<+2.01%>
パラジウム:1464.19ドル(+22.22)<+1.54%>

 

23日のNY貴金属市場では、金価格が小幅な上昇で落ち着いた動きを見せました。金価格は日本時間15時15分現在4127.34ドルで前日比4.19ドル(0.10%)のわずかな上昇となりました。銀は48.97ドルで前日比0.04ドル(0.08%)のわずかな上昇、プラチナは1633.44ドルで前日比32.26ドル(2.01%)の上昇となりました。パラジウムは1464.19ドルで前日比22.22ドル(1.54%)の上昇となりました。
市場では、一昨日につけた4003ドルが底値として認識されたとの見方が広がっています。前日の急落と急回復を経て、金価格は比較的安定した動きを取り戻しました。市場参加者の間では、当面の間、4000ドルから4150ドル程度のレンジ相場が形成されるとの見方が強まっています。
一昨日、金価格は史上最高値4381.21ドルから4003ドルまで急落しました。この約378ドル(約8.6%)の下落は、今年最大の調整となりました。しかし、4000ドルの心理的節目を一時的に割り込んだ後、すぐに4100ドル台まで回復したことで、市場では4000ドル近辺に強い買い需要があることが確認されました。
前日は4000ドルから4100ドルの間で神経質な値動きが続きましたが、本日は比較的落ち着いた動きとなりました。金価格は4127.34ドルで推移しており、4100ドル台での安定感が見られます。
市場では、今回の調整により短期的な投機筋のポジション整理が進み、より安定した長期保有投資家のポジションが残ったと見られています。こうした投資家層は一時的な価格変動に動じず、むしろ価格が下落した局面を買い増しの機会と捉える傾向があります。
当面の見通しとして、市場参加者は4000ドルから4150ドル程度のレンジ相場が続くと予想しています。このレンジは、5月から8月にかけて形成された3300ドルから3400ドルのレンジ相場に似た性格を持つ可能性があります。当時のレンジ相場は約3か月間続き、その間、投資家は比較的落ち着いて買い増しや調整を行うことができました。
4000ドルという水準は、心理的にも技術的にも重要なサポートラインとなっています。一昨日、一時的にこの水準を下回ったものの、すぐに回復したことで、このサポートラインの強さが確認されました。市場では、再び4000ドル近辺まで下落する局面があれば、強い買い需要が入ると予想されています。
一方、上値については4150ドル程度が当面の抵抗線として意識されています。年初から一方的に上昇を続けてきた反動で、上値を追う動きは限定的と見られています。ただし、金価格を押し上げてきた構造的な要因(通貨システムへの不信感、地政学的リスク、インフレ懸念など)は依然として継続しているため、レンジ相場が長期化せず、比較的早期に上昇トレンドが再開する可能性も指摘されています。
銀市場では、リースレートに大きな変動が見られました。この3日間で、1か月物のリースレートが20%から5.6%へと大幅に低下しました。これは、物理的な銀の供給状況に変化が生じたことを示しています。
市場関係者によると、ニューヨークのCOMEX倉庫から飛行機を使ってロンドンへ銀が輸送されているとのことです。この物理的な移動により、ロンドン市場での銀の在庫がある程度回復したと見られています。リースレートの大幅な低下は、この在庫回復を反映したものと考えられます。
リースレートとは、貴金属を借りる際の金利のようなものです。リースレートが高いということは、その貴金属を借りたい需要が強く、貸し出せる在庫が少ないことを意味します。銀のリースレートが20%という異常な水準に達していたことは、ロンドン市場での銀の深刻な不足を示していました。
ニューヨークからロンドンへの空輸は、通常の海上輸送よりもはるかにコストがかかります。それでも飛行機を使って輸送が行われたということは、ロンドン市場での銀不足がいかに深刻であったかを物語っています。また、この輸送によって得られる裁定取引の利益が、輸送コストを上回っていたことも示しています。
今回の輸送により、ロンドン市場での銀の在庫がある程度回復し、リースレートが20%から5.6%へと大幅に低下しました。ただし、5.6%という水準は依然として高い水準です。通常、貴金属のリースレートは1%以下で推移することが多く、5.6%という水準は構造的な供給不足が続いていることを示しています。
市場では、今回の一時的な在庫回復にもかかわらず、銀の構造的な供給不足は変わらないと見られています。そのため、リースレートは5%程度の水準で高止まりが続くと予想されています。
銀の供給不足の背景には、複数の要因があります。太陽光パネルなどの産業需要の増加、投資需要の高まり、鉱山生産の伸び悩みなどが重なり、需給バランスが逼迫しています。特に、グリーンエネルギーへの転換が進む中で、太陽光パネル用の銀需要は今後も増加が見込まれています。
プラチナ市場では、銀とは対照的に、リースレートが上昇する動きが見られました。1か月物のリースレートが再びほぼ30%という極めて高い水準に達しています。
プラチナのリースレート上昇の背景には、複数の要因が考えられます。一つは、米国によるロシアに対する経済制裁の強化です。ロシアは世界有数のプラチナ生産国であり、経済制裁の強化はプラチナの供給に影響を与える可能性があります。制裁強化により、ロシア産プラチナの市場流通が制限されれば、供給不足がさらに深刻化する可能性があります。
また、プラチナ市場はそもそも供給不足の状況にあります。プラチナの主要な供給源は南アフリカとロシアですが、両国とも生産面で課題を抱えています。南アフリカでは、鉱山の老朽化、電力不足、労働争議などの問題が生産を制約しています。こうした構造的な供給制約により、プラチナのリースレートは高止まりが続くと見られています。
プラチナのリースレートが30%という水準は、銀の20%を上回る極めて高い水準です。これは、プラチナの物理的な不足がいかに深刻であるかを示しています。市場では、この高いリースレートが当面続くと予想されています。
プラチナとパラジウムは、自動車の排ガス浄化触媒として重要な役割を果たしています。ガソリン車にはパラジウム、ディーゼル車にはプラチナが主に使用されます。電気自動車への移行が進む中で、長期的には両金属の需要減少が懸念されていましたが、足元では供給不足が需要減少ペースを上回っており、価格は高値圏で推移しています。
金価格の動きを振り返ると、年初の2600ドルから一昨日の4381.21ドルまで、約1800ドル(約68%)という驚異的な上昇を記録しました。この間、大きな調整局面はほとんどなく、「押し目待ちに押し目なし」という状況が続いてきました。
今回の調整は、そうした一方的な上昇に初めて訪れた大きな調整局面と言えます。市場では、この調整が健全な調整であり、今後の持続的な上昇に向けた基盤作りになるとの見方があります。一方的な上昇が続くと過熱感が高まり、いずれ大きな調整を招くリスクが高まりますが、適度な調整を経ることで、より持続可能な上昇トレンドが形成される可能性があります。
今回の調整により、これまで高値圏で買い参入をためらっていた投資家にとっても、買いやすい水準が訪れたと言えます。4000ドルから4150ドルのレンジ相場が形成されれば、投資家は比較的落ち着いて買い増しや調整を行うことができます。
ただし、レンジ相場がどの程度の期間続くかは不透明です。5月から8月のレンジ相場は約3か月間続きましたが、今回のレンジ相場がそれと同じ期間続くとは限りません。金価格を押し上げてきた構造的な要因が依然として継続しているため、レンジ相場が比較的短期間で終了し、再び上昇トレンドに転じる可能性もあります。
銀価格は48.97ドルとなり、前日からほぼ横ばいで推移しました。リースレートの大幅低下にもかかわらず、価格への影響は限定的でした。銀価格は依然として1980年のハント兄弟事件時の高値を大きく超える水準を維持しており、50ドルの心理的節目が視野に入っています。
プラチナ価格は1633.44ドルで2.01%の上昇となりました。12年ぶりの高値圏を維持しており、年初来の上昇率は80%を超える水準を保っています。リースレートの上昇は、プラチナの供給逼迫を反映したものであり、価格の下支え要因となっています。
パラジウム価格は1464.19ドルで1.54%の上昇となりました。年初来では依然として50%程度の上昇を記録しています。プラチナと同様に、供給面の制約が価格を下支えしています。
今回の市場動向で特に注目されるのは、金、銀、プラチナのそれぞれが異なる需給状況にあることです。金は投資需要と中央銀行の購入が主な価格押し上げ要因となっており、一時的な調整を経てレンジ相場を形成しています。銀は産業需要と投資需要の両方が強く、物理的な供給不足が続いていますが、ニューヨークからロンドンへの空輸により一時的に緩和されました。プラチナは産業需要と供給制約が価格を押し上げており、ロシアへの制裁強化が追加的な上昇要因となっています。
貴金属市場全体としては、各金属が異なる要因で動いているため、一律の動きにはなっていません。これは、投資家にとって、それぞれの金属の個別の需給状況を見極めることの重要性を示しています。
金銀パラジウム合金の歯科金属をお持ちの方にとって、現在の状況は売却を検討する良い機会となる可能性があります。金価格は一昨日の急落から回復し、4127.34ドルで比較的安定した動きを見せています。市場では4003ドルが底値として認識されており、当面は4000ドルから4150ドルのレンジ相場が形成されると予想されています。このレンジの上限近くである4100ドル台での推移は、売却を検討されている方にとって比較的有利な水準と言えます。銀価格も48.97ドルと高水準を維持しており、1980年の歴史的高値を大きく超える水準です。銀のリースレートは3日間で20%から5.6%へと大幅に低下しましたが、これはニューヨークからロンドンへの空輸により一時的に在庫が回復したためです。構造的な供給不足は続いており、価格は高水準を維持しています。パラジウム価格も1464.19ドルと、年初来で50%程度の上昇を記録しています。金銀パラジウム合金全体として、現在の価格水準は歴史的に見て非常に高い水準にあります。市場では当面4000ドルから4150ドルのレンジ相場が予想されており、現在の4100ドル台はこのレンジの中でも比較的高い位置にあります。売却を検討されている方にとって、現在は良いタイミングと言えるでしょう。ただし、金価格を押し上げてきた構造的要因は継続しており、レンジ相場が比較的短期間で終了し、再び上昇トレンドに転じる可能性もあることは留意が必要です。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。