貴金属市況:22日のNY市場、金・プラチナが史上最高値を大幅更新、銀も過去最高値圏で堅調
金:4938.08ドル(+116.96)<+2.42%>
銀:96.55ドル(+2.61)<+2.78%>
プラチナ:2653.70ドル(+201.88)<+8.23%>
パラジウム:1933.79ドル(+89.29)<+4.84%>
22日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナ・パラジウムの全てが上昇しました。
NY金先物中心限月2月限は前日比75.9ドル高の4913.4ドルで取引を終え、清算値ベースで最高値を更新しました。トランプ大統領がグリーンランドを巡る関税提案を撤回したことで一時売りが先行しましたが、押し目での買い意欲が根強く、外国為替市場でのドル安進行も追い風となり、4900ドルの節目を突破しました。
プラチナは8%を超える急騰を見せ、歴史的高値を大幅に更新しました。2025年の年間リターンは158%に達し、金の70%、銀の207%と並ぶ驚異的な上昇となりました。世界プラチナ投資協議会(WPIC)によると、2022年以降の構造的な供給不足により地上在庫が49%減少しており、需給逼迫が価格を押し上げています。中国が世界生産量170トンの約60%にあたる97.4トンを輸入していることも、現物市場のタイト化を招いています。
銀は96ドル台で史上最高値圏を維持しています。中国では深圳の市場で個人投資家が銀の購入に殺到し、銀行や精錬会社が前例のない需要に対応を急いでいます。2025年の中国の銀輸出は16年ぶりの高水準となり、輸出規制への懸念が過大評価だった可能性を示唆しています。一方、構造的な需要面では、AI向けデータセンターや半導体製造、太陽光発電など産業用途の拡大が銀価格を下支えしています。
BMOは金銀比価が歴史的な底値に近づいている可能性を指摘しており、銀がさらに上昇する余地があると分析しています。ロンドン貴金属市場協会のアナリスト調査では、金の年間平均価格予想は4742ドル、銀は79.57ドルとなりましたが、最も強気な予想では金7150ドル、銀150ドルの可能性も示されています。
金ETFの現物保有量は22日時点で1079.66トンと前日比2トン増加し、2024年12月末比では207トン以上増加しています。
金銀パラジウム合金の歯科金属をお持ちの方にとっては、全ての貴金属が史上最高値圏にある現在、売却を検討する絶好の機会といえます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






