貴金属市況:3日のNY市場において、金・プラチナは反落、銀・パラジウムは小幅上昇
金:4964.40ドル(-100.60)<-1.99%>
銀:88.13ドル(+1.05)<+1.21%>
プラチナ:2237.55ドル(-36.55)<-1.61%>
パラジウム:1785.48ドル(+14.80)<+0.84%>
3日のNY貴金属市場では、金・プラチナは反落、銀・パラジウムは小幅に上昇しました。
先週末からの急騰急落の影響は続いていますが、少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。2日のNY金先物中心限月4月限は前営業日比92.5ドル安の4652.6ドルで引けました。トランプ大統領が次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長にケビン・ウォーシュ氏を指名したことでドル指数が上昇し、売りが先行しました。また、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が証拠金引き上げを発表したことも売り材料となりました。
金は2日の取引で4920ドル近辺で始まり、午前中に5000ドルを超えて一時5092ドルをつけました。しかし欧州・米国時間には売り戻され、NY時間帯には4853ドルまで下落するなど、1日で「行って来い」の展開となりました。銀も83ドルから始まって高値92.19ドルをつけた後、再び83ドルまで下げるなど、日中のレンジが非常に大きい状況が続いています。
パラジウムは3日の取引で6.3%上昇し1813ドルとなりました。UBSはパラジウムの価格予想を1オンス当たり300ドル引き上げて1800ドルとし、投資需要の急増を理由に挙げています。同社のアナリストは、上昇の要因は伝統的な産業用途ではなく、米利下げ観測やドル安、地政学的不確実性を背景とした投資家のポジション構築だと指摘しています。
一方、UBSは銀については「長期的なエクスポージャーを取るにはまだ早い」と警告し、年末の価格を1オンス当たり70ドル程度と予測しています。1月末に40%近く急落した銀は回復基調にあるものの、ボラティリティが依然として高く、慎重な見方が優勢です。
円建て金価格は、先週木曜日に27527円の歴史的高値をつけた後、金曜・月曜の急落で21893円まで下げ、現在は25049円まで戻しています。ドル円は口先介入で159円から152円まで下落しましたが、その後157円手前まで円安が進行しています。
欧州連合(EU)はロシアへの新たな制裁として、イリジウム、ロジウム、プラチナ、銅などの希少金属の輸入禁止を検討していると報じられています。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






