貴金属市況:6日のNY市場において、イラン情勢の動向待ちで金は売り買い交錯し小幅反発
金:4660.48ドル(-4.17)<-0.09%>
銀:73.10ドル(+0.83)<+1.15%>
プラチナ:1991.37ドル(+9.93)<+0.50%>
パラジウム:1490.27ドル(-21.57)<-1.43%>
6日のNY貴金属市場では、金は小幅に反発、銀・プラチナ・パラジウムは下落しました。
6日のNY金先物中心限月6月限は前営業日比5.0ドル高の4684.7ドルで取引を終えました。取引レンジは4626.2~4733.1ドルでした。欧州市場がイースターマンデーで休場となる中、薄商いの中で売り買いが交錯する展開となりました。米国とイランの情勢を見極めようとする姿勢が強く、トランプ大統領が7日までに合意に至らなければイランに激しい攻撃を行うと警告したことが意識されました。イランは恒久的な停戦を求めており、一時停戦の下でのホルムズ海峡再開圧力に抵抗する姿勢を崩していません。
日中は4630ドル付近で推移していましたが、45日間の停戦協議に関する報道を受けて一時4733ドル付近まで上昇しました。ただし、その後のNY時間帯には上昇分をほぼ吐き出す展開となりました。米長期金利の低下が金の支援材料となった一方、ドル安の一服が上値を抑えました。
6日に発表された3月のISM非製造業景況指数は54.0と前月の56.1から低下し、市場予想の55.0を下回りました。一方、同指数の仕入価格指数は63.0から70.7に急上昇し、インフレ圧力の高まりが確認されました。雇用指数も51.8から45.2に低下しており、景気減速とインフレの同時進行が意識されています。TDセキュリティーズのバート・メレク氏は、紛争が長引けば原油の供給逼迫で価格が上昇し、FRBの利下げ余地が狭まるばかりか利上げ議論が再燃する可能性を指摘しています。
フランス中央銀行がニューヨークに預けていた金準備をすべて自国に移管したことが明らかになりました。実際には現地で売却した資金で欧州市場にて高純度の金を買い直す手法が取られました。フランスの金保有量は2437トンで変わりませんが、すべてが自国の金庫に保管される形となりました。
世界最大の金ETF「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は6日時点で前日比3.43トン増の1054.419トンとなり、2024年末比では181.9トンの増加です。
銀は前営業日比0.077ドル安の72.847ドルでした。プラチナは5.7ドル安の1977.50ドルでした。
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※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






