貴金属市況:10日のNY市場において、米CPIの急加速を受け金・プラチナは反落し銀は小幅に上昇
金:4748.87ドル(-4.24)<-0.09%>
銀:75.93ドル(+0.41)<+0.54%>
プラチナ:2052.15ドル(-10.40)<-0.50%>
パラジウム:1528.77ドル(-25.48)<-1.64%>
10日のNY貴金属市場では、金・プラチナ・パラジウムは下落し、銀は小幅に上昇しました。
10日のNY金先物中心限月6月限は前営業日比30.6ドル安の4787.4ドルで取引を終えました。取引レンジは4752.7〜4820.0ドルでした。米労働省が同日発表した3月の米消費者物価指数(CPI)は前年比3.3%上昇と、2月の2.4%から加速しました。前月比では0.9%上昇と、2月の0.3%から伸びが拡大し、2022年6月以来、約4年ぶりの大きな上げ幅となりました。これを受けてFRBの年内利下げ観測が後退し、米長期金利が上昇したことから、金利を生まない資産である金は売り優勢となりました。
先週はパキスタン仲介による米国とイランの2週間停戦合意が伝わるなか、WTI原油は一時117.6ドルから91ドル台まで急落し、金は4600ドル台半ばから一時4853ドルまで上昇するなど、地政学と原油を軸に値動きが拡大しました。週末にはイスラマバードでの協議が予定され、イスラエルとレバノンの和平交渉開始の動きもありましたが、停戦条件の解釈の違いなどで不透明さは残ります。
プラチナは前営業日比46.9ドル安の2065.20ドルと反落しました。銀は前営業日比0.042ドル高の76.480ドルと小幅続伸し、外国為替市場でのドル安が下支えとなりました。
原油価格の上昇やホルムズ海峡をめぐる米イラン間の緊張はインフレ懸念を再び意識させる材料となっており、金価格はイベントごとに上下する展開が続いています。
歯科金属に使われる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、足元は金利・インフレ・中東情勢が絡み相場の振れが大きくなっております。売却のタイミングをお考えの際は、お気軽にご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






