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貴金属市況:13日のNY市場において、米PPI加速もドル高一服で金は反発、銀は大幅高

                               
2026.05.14  貴金属市況

金:4699.04ドル(+94.18)<+2.05%>
銀:87.90ドル(+1.28)<+1.48%>
プラチナ:2148.85ドル(+36.45)<+1.73%>
パラジウム:1506.89ドル(+11.89)<+0.80%>

 

13日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナ・パラジウムは上昇しました。
13日のNY金先物中心限月6月限は前営業日比20.0ドル高の4706.7ドルで取引を終えました。取引レンジは4676.0~4734.8ドルでした。米労働省が発表した4月の米卸売物価指数(PPI)は前年比6.0%上昇し、3月の4.3%から加速、2022年12月以来の大きな伸びとなりました。発表後はドル指数の上昇を受けて金に売りが先行しましたが、その後はドル高が一服し、押し目買いが入りプラス圏に戻しました。インド政府が金・銀の輸入関税を6%から15%に引き上げたことも金の売り材料として意識されましたが、国内需要抑制策の世界市場への影響は限定的との受け止めもあります。
銀のNY先物7月限は前営業日比3.777ドル高の89.368ドルと大幅反発しました。スポット銀も89ドル台に迫る場面があり、6営業日続伸して90ドルを意識する水準となりました。高インフレによる米利下げ観測の後退やドル高にもかかわらず、銀は工業需要や供給不足への関心を背景に堅調さが目立ちました。中国では投資用銀地金の需要が強いとの見方があり、3月の銀輸入量の大幅増加も需給の引き締まりを示す材料として意識されています。プラチナの7月限は前営業日比78.2ドル高の2197.30ドルでした。
非鉄市場では銅も上昇し、ロンドン金属取引所の3カ月物銅は一時1トン1万4023.50ドルと3カ月ぶり高値を付けました。人工知能向けデータセンターや電力インフラ需要への期待に加え、供給面の不安が買い材料となりました。インドではモディ首相が外貨準備保全のため、金購入を1年間控えるよう国民に呼びかけたと報じられました。輸入関税引き上げは公式輸入を抑える一方、密輸再燃への警戒も出ています。
世界最大の金ETF「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は13日時点で前日比1.71トン増の1039.993トン、2024年12月末比では167.47トンの増加でした。主要欄の価格は日本時間15時15分前後の水準のため、COMEX先物終値の日次比と異なることもあります。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、銀や白金族の上昇で価格が高止まりしやすい局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。