貴金属市況:14日のNY市場において、ドル高と米経済指標を受け金は反落、銀・プラチナは大幅反落
金:4662.10ドル(-28.61)<-0.61%>
銀:83.77ドル(-3.36)<-3.86%>
プラチナ:2066.60ドル(-67.40)<-3.16%>
パラジウム:1446.84ドル(-51.91)<-3.46%>
14日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナ・パラジウムはいずれも下落しました。
14日のNY金先物中心限月6月限は前営業日比21.4ドル安の4685.3ドルで取引を終えました。取引レンジは4658.0~4725.8ドルでした。米商務省が発表した4月の小売売上高は前月比0.5%増と市場予想に一致し、3カ月連続の増加となりました。イラン情勢に伴う物価上昇が押し上げ要因になった可能性も指摘されています。米労働省労働統計局の4月輸入物価指数は前月比1.9%上昇し、燃料価格が4年ぶりの大きな伸びとなったと伝えられ、中東情勢がインフレを押し上げていることが意識されました。これを受け外国為替市場でドル指数が上昇し、ドル建てで取引される金は割高感から売り優勢となりました。米国とイランの交渉は膠着状態との報道や、米中首脳会談の結果が限定的との受け止めもあり、ドル買いを支えたとの見方があります。
銀のNY先物7月限は前営業日比4.040ドル安の85.328ドル、プラチナの7月限は前営業日比105.9ドル安の2091.40ドルと大幅反落しました。銀は金の軟調さやドル高を受けて売りが優勢となりました。ホルムズ海峡での船舶拿捕の報道や商船への攻撃が伝わり、原油価格が上昇した局面では貴金属に売りが波及したとの説明もあります。WTI原油は一時99ドル台半ばまで下落したあと102ドル台を超える水準まで上昇したとみられます。スポット銀はアジア時間帯に88ドル台前半まで上昇したあと反落し、一時83ドル台前半まで下げ幅を広げたとの報道もありました。
金は4700ドル前後での小動きが続いたあと、早朝には一時4640ドル付近まで下落したとの説明もあり、ホルムズ海峡の情勢が落ち着くまで4600~4800ドル付近のレンジが意識されるとの見方も出ています。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、貴金属が一斉に反落しやすい局面が続いています。売却をご検討の際は、急変しやすい相場を踏まえてご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






