貴金属市況:21日のNY市場において、原油安と米長期金利の低下を受け金は小幅続伸、銀は大幅続伸
金:4541.69ドル(+7.54)<+0.17%>
銀:76.68ドル(+1.32)<+1.75%>
プラチナ:1971.40ドル(+38.75)<+2.01%>
パラジウム:1399.24ドル(+35.43)<+2.60%>
21日のNY貴金属市場では、金は小幅に上昇、銀は大幅に上昇、プラチナ・パラジウムは上昇しました。
21日のNY金先物中心限月6月限は前営業日比7.2ドル高の4542.5ドルで取引を終えました。取引レンジは4488.3~4572.4ドルでした。米国とイランの戦争終結の見通しが不透明な中、原油価格が下落し、米長期金利も低下したことが支援材料となり、買いが優勢となりました。イランの最高指導者が濃縮ウランの国外搬出を認めない意向を示したことで、交渉進展への期待が後退し、米長期金利は一時上昇して金に売りが入る場面もありましたが、売り一巡後は4500ドル割れ付近からの安値拾いが意識され、前日比ではプラス圏で引けました。
銀のNY先物7月限は前営業日比0.551ドル高の76.732ドルと大幅続伸しました。直近の急落を受けた安値拾いの買いが入り、一時77ドル台まで上昇したとの報道もあります。米大統領がイランとの交渉が最終段階にあるとの発言を受け、ホルムズ海峡再開への期待から原油が下落し、インフレ懸念の後退が意識されました。一方、米連邦準備理事会(FRB)の政策会合議事録では、物価が目標を上回れば年内利上げもあり得るとの見方が示され、利上げ観測は完全には消えていません。
株式市場は米伊交渉の進展観測に敏感に反応して上昇する場面があり、貴金属は同じ材料でも上げ幅が限定的な展開でした。外国為替市場ではドル円が159円前後で方向感に乏しい動きが続いたとの説明もあります。パキスタン仲介による合意に近いとの報道が後半に流れたほか、米製造業景況指数の改善も材料視されました。
世界最大の金ETF「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は21日時点で前日比0.86トン増の1037.708トン、2024年12月末比では165.19トンの増加でした。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、地政学ニュースで値動きが荒れやすい局面が続いています。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






