貴金属市況:22日のNY市場において、米利上げ観測とドル高を受け金は小幅反落、銀は大幅反落
金:4563.38ドル(+29.23)<+0.65%>
銀:77.82ドル(+4.32)<+5.88%>
プラチナ:1968.67ドル(+17.20)<+0.88%>
パラジウム:1382.46ドル(+11.19)<+0.82%>
22日のNY貴金属市場では、金は小幅に反落、銀・プラチナ・パラジウムは反落しました。
22日のNY金先物中心限月6月限は前営業日比19.3ドル安の4523.2ドルで取引を終えました。取引レンジは4488.0~4547.0ドルでした。ルビオ米国務長官がイランとの協議で一定の進展はあるものの課題が残るとの認識を示したことを受け、外国為替市場でドル指数が上昇し、ドル建てで取引される金は売り優勢となりました。エネルギー高を背景に米インフレ見通しが強まり、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ開始が意識されたことも、利子を生みにくい金の重しとなりました。週内は4500ドル前後を中心に狭いレンジで推移したとの見方があり、火曜日には4588ドル付近まで上昇したあと、米長期金利の急騰を受けて4452ドル付近まで下落、金利低下とともに4500ドル台半ばまで買い戻された流れも報じられています。
銀のNY先物7月限は前営業日比0.533ドル安の76.199ドル、プラチナの7月限は前営業日比25.1ドル安の1939.70ドルと反落しました。米国とイランの合意に関する報道が交錯するなか、交渉の行方が不透明な点も意識されました。トランプ大統領は合意が最終段階に近いとの発言を示した一方、イラン側はホルムズ海峡は自国の管理下にあるとの見解を示すなど、双方の主張が食い違う展開もありました。株式市場は紛争終結への期待を織り込む動きが目立つ一方、貴金属は同じ材料でも上げ幅が限定的な展開が続いています。
世界最大の金ETF「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は22日時点で前日比2.86トン減の1034.853トン、2024年12月末比では162.33トンの増加でした。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、金利・ドル・地政学の三つが絡み合い値動きが読みにくい局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






