貴金属市況:27日のNY市場において、米利上げ観測の強まりを受け金は大幅続落、銀も大幅反落
金:4557.23ドル(-28.92)<-0.63%>
銀:74.68ドル(-1.04)<-1.37%>
プラチナ:1934.20ドル(+10.45)<+0.54%>
パラジウム:1395.87ドル(+27.25)<+1.99%>
27日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナは下落、パラジウムは小幅に反落しました。
27日のNY金先物中心限月6月限は前営業日比53.9ドル安の4448.4ドルで取引を終えました。取引レンジは4431.0~4561.2ドルでした。イラン国営テレビが米国との紛争終結に向けた覚書草案で1カ月以内にホルムズ海峡の封鎖を解除すると報じたものの、ホワイトハウスがこれを否定したことで、インフレ加速への警戒から米金融引き締め観測が強まり、金の売りが優勢となりました。4500ドルを下回る展開では損切り売りも意識され、一時4431ドル付近まで下げ幅を広げました。原油が軟調なかでも金が大きく下落した点も注目され、米国とイランの和平合意の見通しが不透明なことが重しとなりました。米軍によるイランへの追加攻撃や、トランプ大統領が合意を急がない姿勢を示したことも、地政学リスクとドル買いを通じて金に下押し材料となりました。
銀のNY先物7月限は前営業日比1.711ドル安の74.895ドル、プラチナの7月限は前営業日比23.6ドル安の1928.0ドルと反落しました。米国とイランの間接交渉が再開したとの報道がある一方、和平案への楽観が広がるなかでも金利上昇観測が優先され、非利回り資産全体に売りが及びました。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がインフレの高止まりに警告したことも、利上げ観測を後押ししたとの説明があります。金は約2カ月ぶりの安値圏を付け、200日移動平均線付近が支持線として意識されています。今後は米連邦準備理事会(FRB)が重視する個人消費支出(PCE)物価指数の公表にも注目が集まります。
歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、急落後も地政学と金利の両方で値動きが荒れやすい局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






