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貴金属市況:29日のNY市場において、米国とイランの停戦延長合意報道を受け金は大幅続伸

                               
2026.06.01  貴金属市況

金:4534.84ドル(+18.45)<+0.41%>
銀:74.90ドル(-0.79)<-1.04%>
プラチナ:1979.70ドル(+16.55)<+0.84%>
パラジウム:1368.25ドル(-5.25)<-0.38%>

 

29日のNY貴金属市場では、金は上昇、銀・パラジウムは小幅に反落、プラチナは小幅に上昇しました。
29日のNY金先物中心限月8月限は前営業日比60.6ドル高の4593.0ドルで取引を終えました。取引レンジは4519.5~4627.1ドルでした。米国とイランが停戦の延長と、ホルムズ海峡を通過する船舶への制限解除で合意したとの報道を受け、インフレ懸念の後退が意識され、米長期金利が低下したことが支援材料となり、買いが優勢となりました。週内は4500ドルを下回る場面から一時4365ドル付近まで下落したあと買い戻され、4500ドルを上回ったことで買いが加速したとの見方もあり、金曜日には週の高値圏まで上昇した流れです。ただ合意案はトランプ大統領の最終承認待ちとの説明が重なり、双方の正式宣言があるまでは慎重な姿勢も根強く残っています。
銀のNY先物7月限は前営業日比0.037ドル安の75.875ドルと小幅反落しました。金の連れ高のあと戻り売りが優勢となったとの説明があります。60日間の停戦延長と核問題協議開始、海峡通航の見通しが報じられた一方、4月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前年比3.8%と加速したことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測も完全には消えていません。プラチナの7月限は前営業日比2.2ドル高の1929.50ドルでした。
世界最大の金ETF「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は29日時点で前日比3.43トン減の1029.142トン、2024年12月末比では156.62トンの増加でした。金価格が上昇するなかでのETF減少は、一部の投資家が利益確定に動いたことを示唆しています。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、米伊情勢の報道で急騰と急落が続く局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。