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貴金属市況:3日のNY市場において、中東情勢の再激化とドル高を受け金は大幅反落

                               
2026.06.04  貴金属市況

金:4439.99ドル(-24.76)<-0.56%>
銀:72.97ドル(-1.47)<-1.97%>
プラチナ:1866.24ドル(-61.76)<-3.20%>
パラジウム:1314.83ドル(-42.92)<-3.16%>

 

3日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナ・パラジウムはいずれも大幅に反落しました。
3日のNY金先物中心限月8月限は前営業日比53.0ドル安の4466.9ドルで取引を終えました。取引レンジは4454.0~4525.1ドルでした。中東では戦闘が再び激化し、イランがバーレーンやクウェートなど域内の標的に向けて発射したミサイルに対し、米軍が迎撃して攻撃が失敗に終わったと発表しました。一方、米国とイランの和平交渉はほとんど進展を見せず、米・イラン情勢の楽観見通しが後退したことで資産売りが広がり、外国為替市場でドル指数が上昇したことから金の売りが優勢となりました。米国とイランの武力衝突を背景に原油高となり、インフレ懸念の高まりから米長期金利が上昇し、金利を生まない資産である金は押し下げられました。
銀のNY先物7月限は前営業日比1.862ドル安の73.694ドルと大幅反落しました。金の軟調さとドル高を受けて売りが優勢となったとの説明があります。プラチナの7月限は前営業日比68.7ドル安の1874.60ドル、パラジウムも大きく売られたとの見方が出ています。プラチナ族金属(PGM)では、自動車需要の弱さや白金への代替が進むとの分析が下押し材料に意識されたとの説明もあります。インド準備銀行(RBI)は、同国中銀が2週間で約120億ドル相当の金準備を売却したとのBloomberg報道を否定し、物理在庫は880.52トンで変わらないと発表しました。インドの報道機関も同報道を「虚偽」とする投稿を行いました。
世界最大の金ETF「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は3日時点で前日比1.14トン減の1026.857トン、2024年12月末比では154.34トンの増加でした。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、米伊情勢や為替の動きで急落が続く局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。