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貴金属市況:4日のNY市場において、イスラエル・レバノン停戦合意を背景に金は反発

                               
2026.06.05  貴金属市況

金:4472.81ドル(+3.64)<+0.08%>
銀:73.99ドル(+0.59)<+0.80%>
プラチナ:1897.00ドル(+20.05)<+1.07%>
パラジウム:1318.43ドル(+7.43)<+0.57%>

 

4日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナは反発、パラジウムは小幅に上昇しました。
4日のNY金先物中心限月8月限は前営業日比38.1ドル高の4505.0ドルで取引を終えました。取引レンジは4450.1~4543.2ドルでした。日中は一時4515ドル付近まで上昇したあと伸び悩み、米株高やドル高が重しとなりました。イスラエルとレバノンの停戦合意が報じられ原油価格が下落したことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ警戒感が後退し、金利を生まない資産である金は買い優勢となりました。一方、ヒズボラが直接交渉の結果を拒否したとの報道や、イラン外相が交渉に「目に見える進展はない」と述べるなど、米伊情勢の見通しは依然不透明です。トランプ大統領は最終交渉段階にあると繰り返す一方、イランはイスラエルのレバノン攻撃が終わらない限り交渉しないとの姿勢を示しており、ヘッドライン次第で方向感が変わりやすい展開が続いています。
銀のNY先物7月限は前営業日比0.277ドル高の73.971ドル、プラチナの7月限は前営業日比25.3ドル高の1899.90ドルでした。前日の大幅下落からの戻しとなり、金相場の反発に連れて買いが入りました。米雇用統計への警戒感は残るものの、地政学リスクと利上げ観測が貴金属全体の値動きを揺らしています。
世界ゴールド協会(WGC)によると、4月の中央銀行の金買いは純増17トンとなり、3月の売り越しから買いに戻りました。ポーランドが14トン、中国が8トン、チェコが3トン買い、ロシアが6トン売りとなりました。WGCのアンケートでは、回答した中央銀行の95%が今後12か月で世界の金準備が増えると見ており、中央銀行による買いが続くとの見方の根拠となっています。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、米伊情勢の報道で急騰と急落が続く局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。