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貴金属市況:5日のNY市場において、米雇用統計の上振れを受け金は大幅反落

                               
2026.06.08  貴金属市況

金:4335.76ドル(-100.73)<-2.27%>
銀:67.94ドル(-4.23)<-5.86%>
プラチナ:1790.30ドル(-84.70)<-4.52%>
パラジウム:1240.00ドル(-61.43)<-4.72%>

 

5日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナ・パラジウムはいずれも大幅に反落しました。
5日のNY金先物中心限月8月限は前営業日比139.7ドル安の4365.3ドルで取引を終えました。取引レンジは4336.6~4508.7ドルでした。21時30分に発表された5月の米雇用統計(非農業部門雇用者数)は市場予想の8万5000人増に対し17万2000人増と大幅に上振れし、4月分も11万5000人増から17万9000人増へ上方修正されました。失業率は4.3%で横ばいです。雇用の好調さを受け、米連邦準備理事会(FRB)の年内利上げ観測が強まり、外国為替市場でドル指数が上昇、米長期金利も上昇したことから、金利を生まない資産である金は売り優勢となりました。統計発表前の4470ドル付近から一時4310ドル台まで急落し、3月24日以来の安値圏となりました。統計発表までは米伊情勢の報道をめぐるレンジ相場が続いていたとの見方もあります。
銀のNY先物7月限は前営業日比4.868ドル安の69.103ドル、プラチナの7月限は前営業日比102.0ドル安の1797.90ドルと大幅反落しました。パラジウムも大きく売られたとの説明があります。ナスダック総合指数は4.18%下落し、リスクオフの動きが貴金属全体の下押し要因となりました。一方、中国人民銀行(中央銀行)は5月に金準備を32万オンス(約10トン)増やし、19か月連続の買い増しとなりました。2024年12月以来最大の月間増加で、年初からの買い増しは合計約25トンに達しています。
金価格の急落局面でも中央銀行による買いが続いている一方、米雇用統計を契機に利上げ観測が再燃した地合いが続いています。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、雇用統計や金利動向で急落が続く局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。