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貴金属市況:8日のNY市場において、停戦観測で金は下げ幅縮小も利上げ観測が重し

                               
2026.06.09  貴金属市況

金:4326.71ドル(+26.17)<+0.61%>
銀:68.17ドル(+0.89)<+1.32%>
プラチナ:1763.74ドル(+8.05)<+0.46%>
パラジウム:1224.71ドル(-0.04)<-0.00%>

 

8日のNY貴金属市場では、金は小幅に続落、銀は大幅に続落、プラチナは続落、パラジウムはほぼ横ばいでした。
8日のNY金先物中心限月8月限は前営業日比1.9ドル安の4363.4ドルで取引を終えました。取引レンジは4293.0~4377.5ドルでした。先週末に発表された5月の米雇用統計の好調さを受け、売りが先行し一時4293ドル付近まで下落しました。日中は3月23日以来の安値圏となる4268ドル台まで売られた場面もありました。一方、トランプ大統領がイスラエルとイランに直ちに砲撃停止を求めたとの発言を受け、両国が相互への攻撃を停止したと明らかにしたことで中東情勢の緊張緩和が意識され、外国為替市場でドル指数が下落したことから下げ幅を縮小する値動きとなりました。ただし雇用統計を背景とした米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測や米長期金利の高止まりは続き、金利を生まない資産である金への圧力は根強く残っています。
銀のNY先物7月限は前営業日比0.518ドル安の68.585ドルと大幅続落しました。金相場の軟調さやイランとイスラエルの武力衝突を受けて売りが優勢となったとの説明があります。プラチナの7月限は前営業日比42.6ドル安の1755.30ドルでした。アジア時間では株式市場の下落と連動して貴金属にも売りが広がったとの見方もあり、夕方以降の停戦関連の報道で買い戻しが入るなど、ヘッドライン次第で方向感が変わりやすい展開が続いています。
米雇用統計後の調整局面のなかでも、中東情勢の報道一つで急落と買い戻しが続く地合いです。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、こうした乱高下が続く局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。