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貴金属市況:10日のNY市場において、米CPI上振れと中東情勢の緊迫化で金は大幅続落

                               
2026.06.11  貴金属市況

金:4050.90ドル(-162.95)<-3.87%>
銀:62.36ドル(-2.49)<-3.84%>
プラチナ:1650.50ドル(-28.40)<-1.69%>
パラジウム:1221.75ドル(+0.43)<+0.03%>

 

10日のNY貴金属市場では、金・銀は大幅に続落、プラチナは続落、パラジウムはほぼ横ばいでした。
10日のNY金先物中心限月8月限は前営業日比153.1ドル安の4133.3ドルで取引を終えました。取引レンジは4090.1~4281.1ドルでした。米労働省が発表した5月の米消費者物価指数(CPI)は前年比4.2%上昇し、2023年4月以来の高い伸びとなり、4月の3.8%から加速しました。中東情勢を背景にエネルギー価格が急騰したことが押し上げ要因となり、インフレ高進により米連邦準備理事会(FRB)が金利を据え置く、あるいは利上げに踏み切るとの観測が強まり、金利を生まない資産である金は売り優勢となりました。米国とイランの軍事衝突が再燃し、米国がイランに対する攻撃を行ったとの発表や、トランプ大統領が電力施設などへの追加攻撃を示唆したことで原油価格が上昇、株式市場も下落するなか、金は一時4022ドル付近まで下落し、3月の安値圏を下回る場面もありました。
銀のNY先物7月限は前営業日比0.5ドル安の64.74ドルと大幅続落しました。金相場の軟調さや中東情勢の緊迫化を受けて売りが優勢となったとの説明があります。プラチナの7月限は前営業日比20.7ドル安の1690.90ドルでした。リスクオフの動きが広がるなか、短期的な投資家のETF離脱も意識されたとの見方があります。世界最大の金ETF「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は10日時点で前日比2.86トン減の1013.64トン、2024年12月末比では141.12トンの増加でした。
急落が続く局面では売却時期の判断が難しくなります。歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、お早めにご相談ください。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。