貴金属市況:9日のNY市場において、トランプ発言軟化で金・銀・PGMがそろって反発
金:4116.96ドル(+38.46)<+0.94%>
銀:59.45ドル(+1.02)<+1.75%>
プラチナ:1620.46ドル(+26.00)<+1.63%>
パラジウム:1237.40ドル(+11.48)<+0.94%>
9日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナ・パラジウムはいずれも反発しました。
9日のNY金先物中心限月8月限は前営業日比38.46ドル高の4116.96ドルで取引を終えました。トランプ大統領がイランについて「取引を望んでいるがやり方がわからない」と発言したことで前日の緊張が和らぎ、原油価格が下落へ転じました。この発言をきっかけに金は4050ドル付近から4100ドルを回復し、一時4137ドルの高値をつける場面もありました。FOMC議事録ではインフレが「支配的リスク」と位置づけられ、タカ派的な内容となりましたが、市場は事前に織り込み済みとの見方から大きな売り材料とはなりませんでした。
銀のNY先物9月限は前営業日比1.02ドル高の59.45ドル、プラチナの10月限は前営業日比26.00ドル高の1620.46ドルとそろって値を戻し、パラジウムもドル安を背景に買い戻されました。
ポーランド国立銀行の6月の金購入量は19トンに達し、中国の15トンを上回りました。年初来の購入量は82トンと世界トップで、2位カザフスタン(41トン)、3位中国(40トン)を大きく引き離しています。中央銀行による現物の積み増しは中長期的に相場を支える要因といえるでしょう。
歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、トランプ発言の軟化を背景に貴金属相場が反発している局面です。売却のご検討には良いタイミングかもしれません。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






